京都・十三屋つげ櫛を使うワケ
京都さんぽで清水寺へ出かけた際、十三屋でつげ櫛を購入した。
それまで使っていたパドルブラシも気に入っていたが、ちょうど入れ替えを考えていた。
それにはいくつかワケがある。
かれこれ2年目になるつげ櫛の使い心地とともに5つの理由をシェアしたい。
つげ櫛を使う5つの理由
静電気防止
ブラシをコンパクトに
長く使える
木製品
日本の伝統工芸品
一番の理由は静電気防止で、ブラッシングをした時に気になっていたからだ。
ケアをしながらも、髪の問題だけではなく原因は他にもあると気づいた。
二つ目の理由は、旅行でも持ち歩きたいと考えたため。
いつも荷物は最小限にしたいので、大きなブラシは旅行には携帯していなかった。
大抵のホテルにはアメニティで使い捨てのブラシがあるのでこと足りる。
ところがあるとき旅先の旅館で、アメニティのブラシがなく困る経験をした。
というわけで携帯できるように櫛をコンパクトにしようと思った。
三つ目の理由は、長く使いたいため。
“つげの櫛は手入れをすれば一生使える“というのに惹かれた。
今は月に1度ほど手入れをしながら使っていて2年が経過した。
四つ目の理由は、木製品という点。
最近、身の回りの物をできるだけ自然のものに取り替えている。
サステナブルで自分にも地球にもやさしくなりたいと思い始めたから。
五つ目の理由は、日本の伝統工芸品だから。
海外生活を経験したことで、日本の伝統工芸品の良さを実感したのがきっかけだ。
歳を重ねるごとに、古きよき日本文化への親しみを感じているのもある。
十三屋のつげ櫛
購入したのは、京都で明治20年創業の老舗・十三屋のつげ櫛。
十三屋の十三とは、櫛(九と四)を足して十三という意味だそう。
昔から九と四は忌み嫌われる数字なので、ひとひねりした粋なアイデアだ。
2年経って感じている使い心地はというと、まずは頭皮への当たりがやさしく心地よい。
静電気は全く起きないわけではないが、プラスチックブラシより明らかに少ない。そして使うほどに髪のツヤも出るような気がしている。
また、コンパクトなのでポーチにすっぽり収まり旅行でもいつも携帯している。
手入れが簡単なのも気に入っている。
月に1度くらい爪楊枝で隙間の汚れを取り、ティッシュに浸した椿油などで櫛を拭くだけ。
ただの自己満足だが、歯が欠けないよう丁寧に扱う点も“ものを大切にしている感“があって気に入っている。
そんなわけで、つげ櫛を気に入って使っている。
ではでは。
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