「あの先生と出会ってなかったら…」って思えるって幸せですね。

最初の相棒との別れをきっかけに、中学の頃の思い出を懐古する日々です。
今日も少し昔話をしたいと思います。

前回の記事↓

振り返るに、中学吹奏楽部時代の転機は2回。
最初は↑の楽器を買ってもらったとき。
そして次は、顧問の先生との出会いです。

私が中学3年になったタイミングで顧問の先生が変わりました。
新しい音楽の先生で、トランペットを吹く方でした。

最後の年で顧問の先生が変わるということに不安はあったものの、そんな気持ちも最初だけ。
部活動にすごく熱心に向き合ってくださり、私たち生徒のやりたいことを拾い上げてくれる真っ直ぐな先生でした。

なにより私にとっては、初めて身近で金管楽器を吹いてくれる先生だったので、それも嬉しかったり。

そんな先生との一番の思い出は3年の冬、部活も引退した頃の話です。

先生の熱心な指導もあって、その頃には吹奏楽の盛んな高校への進学を希望しており、あとは受験頑張るぞ！の時期…先生は私にソロコンテストへの出場を勧めてくださいました。

うちの吹奏楽部は今までそれほど活動に力を入れていたような部でもなく、自分はもちろん先輩にもソロコンテストに出たなんて話は聞いたことがなかった状態でした。
たしかソロコンの存在すら知らなかった気がします。

私はもちろん「楽器頑張るぞ！」モードだったのでノリノリでして(受験控えてるのに…)。

ですがなんせ物を知らない私です。
同じ金管楽器とはいえトランペット吹きの先生が、ユーフォが吹けるソロ曲を何曲かピックアップしてきてくださって、一緒に音源を聴いて曲を決めて…手取り足取り、なにからなにまでお膳立てしてもらいました。

その頃はまだユーフォニアムの先生にもついていませんでしたから、ソロの練習にも付き合ってくださいました。

実際に初めてソロをやってみて、吹奏楽の中で楽器を吹くのとソロをやるのとではアプローチが大きく違うことも知りました。

自分の吹き方のクセに向き合ったり、曲中体力を保つためにペース配分を考えたり…高校に入る前にこの経験ができたのは貴重だったと思います。

こうして思い返してみると、「吹奏楽が盛んな高校でユーフォ吹きたい！」と前のめりになれたのも最後の一年が充実していたからというのは多分にありますし、最後の最後に楽器を演奏する楽しさをブーストさせてもらったからこそ、ここまでユーフォニアムとの付き合いが続いているような気もします。

節目節目で「この方と出会えたおかげで今の自分があるな」と思える日々を過ごしています。

つくづく運に恵まれてきました。

最後に。
ちょっと面白い動画を発掘してきたので、YouTube限定公開でリンクをはってみます。

当時、ソロコンに向けて練習中の動画です。

動画に映っているのはチューナー。
音の高い低いを測れるアイテムです。

たしかこれ、自分のピッチのクセを洗い出そうにも視界にチューナーが入ったら自然と正しい方に音を合わせにいっちゃうとかで、母親か誰かに演奏中のチューナーを動画に収めてもらってたんだと思います。

その動画を後で見返して、この音は毎回低いとか音の処理がどうとかメモしてた記憶があります。

分からないなりに色々ともがいているのが見えて自分のことながらちょっと微笑ましいな～なんて思っちゃったので、思い出ムービーとしてここに残してみました。

たどたどしい演奏に、宿題の冊子を片付けもせずちょっと恥ずかしいですが。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。