表現メディアを尖がらせる
こんにちわ!やりたいことが次から次に浮かんできて、やるべきことをいかに爆速で終わらせるかを考えていると、現実逃避でオンラインサロンメンバー限定Twitterに逃げ込むクセがついてしまった、蓄積を続けるダメな大人、亀岡です。
今日は先日配信開始された西野さんのYoutube有料チャンネル、「スナック西野」で音声メディアVoicy代表の緒方憲太郎さんをゲストに迎えた回のまとめと学びを書きたいと思います。
※リンクは無料で見れる10分間の導入編です
概要
今音声メディアに力のある企業が参入してきた理由。
その理由は3つ。「市場」「機能」「本質」
①市場
インターネットの普及で、消費者が広告にアクセスしてすぐ購入できるというコンバージョン革命が起きた。そのことでネットに広告があふれた。
急拡大したネット広告市場は進化を遂げ、パーソナルに広告を打つことで人間の心をチューニングできるようになり、広告は人の心をハックできるようになった。
視覚的広告産業が伸びきって、少しユーザーが飽きてきてる=代替メディア待望論。
アメリカはリスニング、スピーキングの順で教育するので会話のコミュニケーションが読み書きより重要視されているため、音声メディアが支持される土壌がある。
中国は漢字が難しいから、書くよりもボイスチャット文化が伸びている。
日本は読み書きソロバンだから喋るのと聞くのがめちゃくちゃ下手だが、国際目線で見たら声を使うメディアが伸びたため、日本でも視覚産業の次に市場的に音声が期待されているという分析。
②機能
手で作って目に入れるものは加工が必要。
口で作って耳に入れるものは加工がほとんどいらない。
なので発進コスパの高いメディアは、無編集で生搾りの「声」である。
ラジオやってる人はテレビタレントよりファンが多い(認知ではなく人気)=声、喋りで人の心を掴んでいる。
音声メディアはながら聞きができるから、忙しい人にフィットしやすい=課金モデル作りやすい。
③本質
根本の欲求として、人の話を聞きたい、人と話したい思いが存在する。
インターネットは多くに届ける、データが取れるというトレンドから、個別にその人らしい付き合い方ができるに移り変わってきてる。
表現者がクオリティじゃなくて、人柄を売る時代になったとき求められる要素は「ライブ感」これを表現するのに「声」が適している。
見せているパーソナリティの奥にある素の自分を見せるとファンが増える。=声はそれが伝わりやすい。
たくさんのコンテンツであふれた今の時代は、ローンチ前の作品のメイキングをうまく見せて共犯者をたくさん作ることに成功角度を上げる方法がある。
メイキングの方が価値のある時代には、生間を表現できる声のメディアが一番マッチする。
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この他にも、
発信者が楽をするっていう発信て誰が聞きたいの?必死な中で産んでるものに人は惹かれる。
いろんなジャンルのプロの喋りをマネタイズする仕組みを作る。
それによりどんな専門家の人でもしゃべりが上手い人が稼げる世界を作りたい。
無料でも良いからいいものを発信したい時代に、課金したらそれが見れるという価値観では勝負できない。
ドラマのNG特集、プロ野球珍プレー好プレーは一番稼げる。
半沢直樹のNG集のサブスクやったら売れる。
こんな沢山の金言が飛び出していました。
気になる方は是非本編をご覧ください!
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学び
この動画コンテンツ全盛の時代になぜ音声メディアなのか?その答えを熱く、聡明に解説している、これぞ神回!と言える内容だったと思います。
僕は西野さんのオンラインサロンの影響で自分の学びを文章で整理して発信するメディアとしてこのnoteを始め、会社のブランディングと新規事業促進のためにコンテンツの魅力を映像で伝えるためのYoutubeコンテンツ「Musician Museum」を始めました。
もちろんどちらともまだ何者にもなっていないと言う前提はあるものの、ここに音声メディアという新たな発信方法を加える際に、「課金」のスキームを頭から外さずにやった方が良いと思ってます。
自分や自分の会社が声を有料化するコンテンツを議論するだけで、今までの新事業アイディアと全く違う軸での発想が生まれる気がしています。
例えば、社内で5人、マニアックな知識を持った人に音声メディア配信を10分間、会社の営業日に日替わりで行ってもらう。
社内向けのレクリエーションの建て付けだけど、社内の話をするわけではないので、外部の人もアクセスすれば配信を聞ける。
社員からは普段絡みがあったり、年に数回しか会えなかったりする仲間が偏愛しているものの想いを聞くエンタメとして、月額数百円の福利厚生費を徴収する。
この数百円×人数分の収益はすべて発信者のインセンティブになる。
外部向けの発信を行い、外部からの課金があった場合は会社の収益にする。
こんな仕組みが回り始めると、発信側に回りたいと思う社員が出てきて活性化し、話す内容のクオリティが競争により高まっていく→外部の人が聞いても課金に繋がるコンテンツに成長。
そんな流れができたら面白そうです。
やっぱり僕個人でたくさんの人を集めることはとても工夫と努力が必要なのですが、会社という組織はその収益に見合う人数の仲間を集めることができます。
その数は100人くらいになってくると、よっぽど採用基準を間違っていない限り発信のパフォーマンスが高い人間がちらほら出現してきます。
親しい人間のやってる面白いことに課金をすること、この障害が低くなっている時代にまずは社内で互助の仕組みから創り(コンテンツ供給→社員の仕事しながら聞けるエンタメというだけで互助だと思うけど、もっとわかりやすく供給側はインセンティブで社員にたまにご飯ご馳走したりしても良いよね)、その輪を少しづつ広げて、世間に通用する音声コンテンツを創っていく。
そんな未来を迎えに行けるようがんばりますね。
今日もありがとうございました。