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水の表面張力とROSの関係
無重力における水の衝突の模様です。
一つ目の動画(A)は表面張力が大きい水の場合です。
二つ目の動画(B)は表面張力が小さい水の場合です。
(A)「宇宙水 」 表面張力依存性の比較(表面張力が大きな場合)
(B)「宇宙水」+表面張力依存性の比較(表面張力が小さい場合)
noteでは、なぜ、水の表面張力が小さくなると音響対称性が上がるのかという謎解きをしています。
音響対称性が高いとは、ROOT OVERTONE SYMMETRY(ROS)が回復することであり、ピタゴラスカンマがゼロになるような共鳴状態になることを指します。
*12KEN理論参照
この二つの画像を観たとき、何かとても感じることがあり、私のフォノグラム教室のグループラインに投稿したところ、Fさんから次のような質問が来ました。
Fさん:
「先ほどはフォノグラムにおいての質問でしたが、
紹介されていた「宇宙水 表面張力」についての動画では、2つの水滴が出会って場が出来ていますが、引き合ってひとつになる前には、どの程度の球体になるのかは、わからないという意味では、「ルート」は未確定なものだともいえるのかと思ったり…(ここに合わせて考えるのは不適切かもですが)
表面張力が弱ければ、ひとつにはならないようですが、それは「ルート」が形成されなかったとも考えていいのかなぁと思ったり…
とりとめもない質問を長々と失礼しました。興味深い動画でした。」
これは凄いことを言っていると直感しました。
表面張力が大きいと、水は一つにまとまることが出来るので、それはルートを持つという事が出来ます。
ルートとは「根音」の意味ですが、それは形あるものの「最長幅(長さ)」も同時に意味しています。
つまり、物質として一つのまとまりとして形を成すものは必ずルートを持つという事なのです。
当たり前のことを言っているようですが、実はここに凄い真実が隠されているように思えます。
(A)においては、表面張力のお陰で水は一つにまとまるので、ルートを持ちます。また、小さい水の塊が合わさって出来ているので、これは小さなルートが合わさって大きなルートを形成していると考えることも出来ます。一度一つにまとまると、ルートを形成し、その後、分離しようとするのですが、この時オーバートーンが形成していると考えることも出来ます。
ルートとオーバートンがあるという事は、物の大小の区別が出来るという事でもあります。
(B)においては、衝突後、いったん一つにまとまってルートを持ちますが、分離してしまい、オーバートーンの小集団が現れます。
つまり、ルートがないことになってしまいます。
これは、ROSが回復したことを意味しています。
また、ROSが回復した水という事は、大きいや小さいの概念が消失することから、部分と全体の情報を同時に持つフラクタルな共鳴構造を持っていると考えることが出来ます。
この辺も、フォノグラムのフラクタル性やパーコレーションなどとも矛盾しません。
表面張力が小さい水は、ルートを持たない水という事が出来ます。
つまり、バラバラの小集団(オーバートーン)がまとまっているように見える構造を持っているという事です。
ここからは思考実験です。
水の衝突の様子をもっともっと小さな水滴で考えていきます。
すると、衝突の仕方によっては、無数のルート(オーバートン)の水が衝突後に分離していくはずです。
これは、ホワイトノイズを形成していくこととと同値です。
しかし、もしも、ナノ化の方向が、ROSの回復を意味しているならば、12KENに縮退するはずで、無限に生成されるであろう水滴の最長幅(ルート)が12種類だけになってしまうはずなのです。
もし宇宙空間で実験が出来るならば、水の表面張力を低くすればするほど、衝突後の分離した水の最長幅(ルート)の種類が減っていくはずであると結論付けることが出来ます。
あくまでも単なる考察ですが、何か重要な一歩を踏み出したような感じがします。
ナノ化とミクロ共鳴の話をしばらくしてきましたが
ナノ化が進むと、共鳴機序が*フラクタル共鳴になっていき、その極限状態が12KENであるという事が出来ます。
*フォノグラム図形が音響対称性を上げていくとき、フラクタル性が表れてきます。
また、以上の考察から、ナノ化とはルートを持たないことを意味し、それはROSの回復を意味していると考えてよいと思われます。
参考記事
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