ゼロ点エネルギーを水に転写する
真空とは、一般的には大気圧よりも圧力が低い空間の事ですが、言い換えれば、空気が無い空間と言えます。つまり、空気が無い空間とは、「気体分子がほとんど存在しない空間」ということになります。
通常の空気のある空間では、この気体分子が常に運動衝突しているおかげで圧力が生じます。
気体分子と光も相互作用しており、真空の空間のほうが、光は、良く透過します。
また光は、空気がない真空でも伝播しますが、音は伝播しません。
また、熱も光の一種なので、真空でも伝播します。
*音は、真空では光や熱に変換されることはあるのでしょうか?
こういったことはすでに実験で確かめられているかもしれませんが、近赤外線分光器で調べていけるテーマの一つです。
早くいろいろやってみたいです。*
素粒子を調べる粒子加速器の中も超高真空になっています。
粒子加速器にはなぜ超高真空が必要なのでしょうか?
粒子(ビーム)の軌道に気体分子が残っていると、ビームが残留気体分子に衝突して、その一部が失われてしまいます。
このビーム損失を少なくするために加速器内の圧力を必要なレベルまで低くしているのです。
素粒子物理学が扱う極微の真空世界では粒子が現れたり消えたりするなど、とても不思議な性質を持つことがわかっています。
真空の空間から、突然、粒子(エネルギー、振動)が現れたり消えたりすることを“量子ゆらぎ”といい、最近では、極微の世界だけでなく、マクロスケールでも、この量子ゆらぎが観測されたそうです。
さて、ここからが、可能性の考察です。
私は、自然を学ぶとき、大脳というよりも身体すべてを総動員して学びます。
本や論文をいくら読んでも腑に落ちることはありません。
いくら権威が認めていようが、それが理由で信用することもありません。
大自然(神)そのものから学ぶことが大事であり、人(司祭)が自然との間に入り込む分だけ、情報の改ざんが起きます。
真空を感じることから始まります。
どうやってやるかって??
真空ポンプの吸収口に皮膚を当てて吸わせたり、自分の呼吸で身体内にプチ真空を作ってみたり、真空ゲージを見ながら、自分も真空そのものになってみたり…。
こんなバカなことできるのかと思うかもしれませんが、フォノグラムの体感が育ってくると、蒸留装置が減圧されてる状態が体感として伝わってくるのです。
ここで、量子ゆらぎという、極微の世界で起きていることが体感できるでしょうか?
以下の動画が凄くわかりやすく真空の物理学を説明してくれています。
フォノグラムとは、大脳を通さず身体認知による世界の描像です。
量子力学は、大脳認知、すなわち電磁場による認知が起きた瞬間に不確定性が確定します。
フォノグラムは、不確定性を保ったままの世界の描像を観ているとも考えられます。
また、量子ゆらぎの状態は、私の言葉に直せば空間の12KEN という事が出来ます。
絶対真空とはピタゴラスカンマが無い空間と言ってもいいと思います。
そこでは、粒子の生成消滅が常に起こっていることを考えますと、真空蒸留において、こういった情報が水に転写していると考えるのは自然ではないかと思います。
実際に、真空ポンプの真空到達度を高めていきますと、試料が同じでも、フォノグラムの音響対称性が格段に上がることが確認できます。
もちろん、厳密な科学にするには、こういったことも実証しなければならないのですが、これについても近赤外線分光器を使えば、すぐに結果が出ると予想します。
もうすでに私が知らないだけで実証されているかもしれません。
「理論があって初めて何を観測するかが決定さる。」とアインシュタインは言っています。
さらに私は、その理論を決定しているのは、大自然に対する審美眼であると思います。
その審美眼とは何かといえば、それが体感、インスピレーションで、これが無ければ実証もくそもないということを言っています。
もちろん、ローカルな世界でしか通用しないような世界観の押し付けになってはいけませんので、科学的な実証研究は絶対に必要です。
さて、話が長くなりましたが、言いたいことは次のことです。
「真空減圧蒸留においては、マクロな量子ゆらぎ効果が起こり、それが水に転写し結果、水のエントロピーが減少し、音響対称性の高い水が生成されるのではないか?」
ということです。
もし、そうであるならば、水に太陽光を当てなくても、水の情報は初期化されるはずです。
何もない真空では、量子ゆらぎの結果、光子(あらゆる振動数の光)が生成されることになるからです。
先日の対談動画の中でも、篠原さんがゼロ点エネルギーの話をされていましたが、真空とはこのゼロ点エネルギーにおける量子ゆらぎを利用してエネルギーを取り出す技術といってもいいかもしれません。
フリーエネルギーを水に転写することになりますから、この真空蒸留水は、未来のエネルギーと考えることができます。
水が動力源になるということです。