複合醗酵状態における微生物・菌は有効作用に導かれる
微生物の有効作用とは何か?
ここからは高嶋康豪博士の本に書かれていることの参照になります。
「複合醗酵状態において微生物は有効作用に導かれる」という言明を理解していきたいと思います。
まずは複合醗酵という概念からまとめていきます。
菌にはいろいろな種類があります。
太陽光で光合成をする「光合成細菌」
放射線や有害物質をエサとするような「化学合成細菌」
酸素のある場所でしか生息できない「好気性細菌」
酸素のある場所では生息できない「嫌気性細菌」
また、嫌気性細菌の中で酸素があっても育成可能なものを「通性嫌気性細菌」と言います。
通性嫌気性細菌とは、ここでは乳酸菌のことだと理解してください。
*話の本筋がおかしくならないようには書いているつもりですが、私の理解も不十分なところもありますので厳密な説明は高嶋博士の本をあたってください。
通常、好気性細菌と嫌気性細菌は共存することが出来ません。
どちらかがどちらかを滅ぼす関係性にしかならないのです。
これは、音楽的にはお互いに不協和関係になっていると考えることが出来ます。
しかし、乳酸菌が介在することで、普通は共存することが出来ない両者が共存することが可能となり発酵が進んで行きます。
これが複合醗酵の概念であると学びました。
この複合醗酵状態になると、カビの一種であるフザリウム菌等の腐敗菌、病原菌は分解消失するか、有用菌へ転移し、人体に悪影響を及ぼす酸化、変敗、腐敗などの作用が起こらなくなって、発酵・分解・合成という「還元作用」及び「抗酸化作用」のみが起こるようになるということです。
ここで、前回の記事に戻ります。
(疑問1)雑菌・ばい菌なども繁殖するには適温であるが、なぜか出来上がる真空蒸留水は音響対称性が高くなる(エントロピーが減少する*)ばい菌いったいどこ行った?
試料側の微生物が還元作用、抗酸化作用はするが腐敗には向かっていかないのはなぜか?
(予想1)真空蒸留下において、微生物・菌は有効作用に導かれる。
つまり、「真空蒸留下において、微生物は、複合醗酵状態と同じ状態になっているのではないか?」という(予想1)が立ちます。
しかし、単一植物の蒸留がほとんどですので、複合醗酵のような複雑なことが起こっているようには思えませんでした。
あれこれ考えているうちに、僕のお気に入りである、超植物チャンネル(スピリチュアル・ビヨンド)の板野先生が、高嶋博士の複合醗酵について説明されていた動画に行き当たりました。
是非ご覧になってください。
そこで板野先生は次のように仰っておられます。「複合醗酵状態になった微生物は、超活性状態になっており、もはや通常の微生物の状態とは異なる。」「超活性状態が起きたから複合醗酵が可能になったのか?それとも、複合醗酵が起きたから超活性状態になったのか?これは鶏と卵の関係である。」「この複合醗酵微生物は高嶋博士に懐いており、他の人がやっても再現できるかわからない。」
ここでいう「超活性状態」とはいったい何を指しているのか?
おそらく、真空減圧蒸留下で起こっているゼロ点エネルギー状態のことを指しているものと思われます。
私の概念では、23.46次元トンネルの向こう側、ピタゴラスカンマが消失したことによる次元上昇状態、つまり、12KEN状態になっているという事です。12KEN状態に至りますと、通常次元では、共鳴できないもの同士が純正共鳴可能となります。
真空蒸留の研究を開始して1年と少しですが、ここにおいて一つの結論に至ることになります。
(命題1)真空蒸留とは、物質を質量部分と振動部分に分けるものであり、エントロピーはともに減少する。
また、微生物の超活性状態による複合醗酵が可能になり、微生物は有効作用に導かれる。(微生物フリエネ)
これが(疑問1)に対する私の予想です。
もちろん予想にすぎないので、今後、近赤外線分光法などを使って厳密に証明していこうと思っております。