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冷たい熱湯!?

冷たい熱湯?って誰が聞いても変だなと思うはずです。
この表現が何かおかしいと思われた方は、たぶん僕と同じ問題意識を持つことが出来ると思います。
「冷たい熱湯」とは、もう少ししっかりとした表現をすると
「低温なのに表面張力が低い水」という事になります。
こう書いてしまうと何も不思議でなくなってしまうので、「冷たい熱湯」というタイトルにしたわけです。
このノートの中心テーマである植物細胞水が、その「冷たい熱湯」なのです。この不思議な現象を科学的に解明したいというのが僕のワクワクポイントなのです。

「水の温度が高いほど、表面張力が低い」という事が解っています。

蒸留水の表面張力と温度の関係

20℃     72.8[dyn/cm]
40℃     69.6[dyn/cm]
60℃     66.2[dyn/cm]
80℃     62.6[dyn/cm]
100℃    58.8[dyn/cm]


表面張力単位:[N/m][dyn/cm] 
(日常は行く:篠原康幸著p.38より抜粋)

ここでハマナスの植物細胞水の表面張力を記しておきます。

20℃    44~48[dyn/cm]

100℃のお湯よりも、20℃のハマナス水のほうが表面張力が低いのです。

言い方を変わりやすくすると、「20℃のハマナス水は、熱湯よりも熱い」わけです!


熱現象は分子運動の激しさで説明されています。
水分子の運動エネルギーが分子間力を上回ると、水分子同士の結合を弱め水蒸気になっていきます。
液体から気体に相転移します。
また、温度が沸点に近づくほど、水分子の運動エネルギーが分子間力を弱めるため表面張力が下がっていきます。
*分子間力が強く働くほど、表面張力は強くなっていきます。
こういうことで、温度が上がるにつれて水の表面張力は下がっていくのです。
ハマナス水は20℃という温度にもかかわらず表面張力の低い水になっているのは物凄く不思議な現象なのです。


表面張力を下げるもう一つの理由として考えられるのはハマナスの香り成分に含まれる有機化合物に界面活性効果があるかもしれないという事です。
これについては次回に触れます。

昨年は、真空蒸留器をDIYして、ひたすら植物細胞水を作り、飲みまくりました。
今年は、この不思議な現象を理解に変えていこうと思います。
私はフォノグラムが観えますので、ハマナス水が高エネルギーの水であることはすぐに解りました。
共鳴度の高い水であることは手に持てばすぐに解ります。
植物細胞水が何らかの共鳴構造を持っていることは明らかであり、その秘密、科学的機序を明らかにするのが今年の目標になります。



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