第19回書き出し祭り第2会場 全作品タイあら感想
9/2(土) 、ついに第19回書き出し祭りが始まりました!
既に第1会場のタイあら感想は公開しており、こちらは第2会場向けタイあら感想です。
では早速、第2会場いってみましょう!
第2会場
2-01 奴隷に転生した俺はにゃんこと公爵令嬢に溺愛されて幸せになります
奴隷だった俺が異世界転生して、公爵令嬢に溺愛される展開はよくあるパターンですが、さらに、にゃんこですか!
異世界転生好きに猫好きまで取り込もうとするその姿勢、あざとい!
あらすじを見るに、騎士に追い駆けまわされたりしてるので、ただの溺愛系スローライフとはいかないのでしょう。にゃんこの活躍に期待です!
2-02 俺のターンはジ・エンド!?~乙女ゲームで俺だけデュアルシステムな件~
男の子大好きな、デュアルという単語。あらすじを読み進めると、どうやらTS主人公が男にチェンジできるシステムのようで……あ、性的デュアルシステムなわけねw
百合を女性としてではなく、男性としても楽しみたい! みたいな欲望渦巻く作品。そこにえっちな空気を感じ取った男性読者は、ふらふらと惹きつけられるでしょう!
2-03 神樹をカジりて、踊れよ!冒せよ!!
盲目の修道女ガリィと謎の美女が出会うところから始まるストーリー。
あらすじからは、他に魔物が出てきて交渉したり、謎美女が不純な視線を向けてきたりと、不穏な空気が漂います。
ガリィには叶えたい望みがあるようで、そこにタイトルにある神樹が絡んでくるのでしょうか? ちょっとエッチな雰囲気も垣間見える本作、本文公開が待たれます!
2-04 ぽんぽこ帝都身代わり婚〜妖狩りの旦那様と憧れのすろーらいふ〜
まずタイトルの語呂がよい。思わず口にしたくなるフレーズ。
あらすじを読むと、これまた簡潔に序盤の展開が記されてます。世話になった女性の身代わりで、化け狸が人間に化け、鬼神と怖れられる妖狩りの元に嫁ぐ。案の定旦那様に結婚する気はなく、周りの姑や愛人志願もよくは思わず。それでも狸の尻尾で旦那を篭絡、妖狩りを手伝う流れに?
化け狸は妖なんでしょうねえ。そこをどう物語に絡めていくか、気になります!
2-05 勇者の魔力がゲロヤバイ!
魔王&裏ボスとの決戦に、何度敗れても転生の術で復活する勇者。そんな彼を支える神々も、そろそろ限界ゲロヤバイ! というお話らしいw
きっと勇者と魔王の戦いはそっちのけで、湯治したりマッサージ行ったり次回の転生時に力を使う者を大貧民とかで決めたりしてるんだろうなーって思うと、もはやそういうコメディ作品がくるとしか思えません!w
2-06 死にたがりの少年は、頼れぬ闇夜に堕ちていく
自殺した少年は、なぜか死ねずに死に戻る、というあらすじ。
割とヘビーな自殺理由があらすじに書かれていて、それでも死に戻りの力で死ねない状況で、主人公の少年はどう行動するのか。
少年の成長譚に繋がる復讐劇が期待され、暗めのあらすじだけに、その書き出しはどう読者を惹きつけるつもりなのか、興味あります!
2-07 彼を恐れぬ乙女こそ
タイトルもあらすじも短めです。
初代国王の友であった魔王復活に際し、その子孫の王子と聖女、侍女長が再び封印する。無事封印を終え戻ってくると、侍女長がいない……というあらすじ。そりゃもちろん、魔王となんかあったんでしょうねえと期待を抱かせる。魔王と意気投合し彼の侍女になったのか、それとも魔王が封印を破る楔として利用され、王子一行が再び対決しにいくのか。あらすじ以後の展開が気になります!
2-08 アフロディーテの皿
タイトルを見ると、女神の食卓的な話かな? とあらすじを確認。
なるほど。当たらずとも遠からず、いややっぱり当たってないw
バートリア家は美女が生まれる家系。地位も名誉も婿にも困る事なし。
しかし困った事に、彼女達の食事は美しい少女の血肉。家畜のように少女を飼育しようとしているが……とのお話。
うーん、どう考えてもホラー。主人公はバートリア家の人か、村人か、家畜扱いの少女か。ここからどう話が展開されていくのか、予測不能な超展開が期待されます!
2-09 痛み盗み~痔星見セレナと切れ痔の秘密~
なかなかぶっ飛んだタイあら。痔と星の瞬きの連関から吉兆を見る痔星見。
ある日気付くと、主人公セレナの切れ痔が完治していた。どうやら「痛み盗み」と呼ばれる泥棒に、切れ痔を盗まれてしまったわけで、取り戻さなければ! というコメディですね。
それにしても「肛門薬師レーネの診療所」の、キタナキレイさよ。完全下ネタ作品でしょうけど、だからこそ品が求められる書き出しに期待です!
2-10 異世界では、もふもふの愛され体質に!〜第二の人生は、梟騎士団でお世話係をします〜
もふもふであれば許される異世界で、もふもふ上手くいく主人公ひなた。世話したフクロウが聖獣と分かり、しかも王妃のお腹の子供がその相棒。それを好ましく思わない連中が……っというお話。
政局に絡むシリアスストーリーに、もふもふが愛らしさをトッピングしてくれそう。それにしても、「もふもふの加護」とはなんだろう? もふもふした者から愛されるだけなのか? その辺りも気になりますね!
2-11 トラジック・エデン
正統派ハイファンタジーでしょうか。トラジック=Tragicだとすれば、タイトルの日本語訳は「悲劇的天国」
人間と魔族が争う中、勇者は魔族撲滅を目指す現政権に絶望し、魔王に味方する? 壮大なバトルファンタジーの第一幕、書き出し祭りの制限の中で、どこまで魅力的な冒頭に仕上げる事ができるのか、期待大です!
2-12 異世界帰りのTS龍人娘と限界社畜のダンジョン配信暮らし
あらすじのない、タイトルだけ作品。やはり「TS」、「ダンジョン配信」は今流行のキーワード。惹きつけワードが光っています。
異世界帰りのTS龍人と、限界社畜がコンビを組んで、ダンジョン配信するのでしょう。二人の関係性はどんな感じなんでしょうね? 冒頭の掛け合いで全てが決まる気がします!
2-13 お婆ちゃんから引き継いだのは、皇位継承権三十二位とお爺ちゃん警護官
プロローグと書かれているあらすじでは、お婆ちゃんの生い立ちが少し書かれています。欧州小国の皇位継承権32位を示す指輪という事は、少なくともあと31個、皇位継承権を示すアクセサリー類が存在するって事でしょうか?
きっと前の31人は全員亡くなったりして、お鉢が回ってくるんでしょうね。その時主人公の「私」は、どういう行動原理で動きだすのか。そこに多くの人の共感が得られると、まさに書き出し祭りな作品になる予感がします!
2-14 地域の広報キャラクターをデザインした、ある一介の公務員 ~彼の功罪とは~
これはライトノベルではあまり見かけないストーリーですね。主人公の市役所職員は、市の広報キャラクターデザインを任され、ブラジル系労働者をモチーフとしたキャラクターを作る。それがウケて時の人となるが、移民反対派の反発も大きく……といった話。このテーマを真正面から描くのは、なかなか度胸がいります。そして落としどころが分からない。こういうストーリーでもエンタメに振れるんだぞという冒頭を、期待します!
2-15 出征
これまた、ラノベっぽくないタイトル。あらすじも、「祖国」「党」「民族友好」「人民」と、社会主義国を想起させる演説調。ここからどんな書き出しになるのか全くもって想像できませんが、難しい事に挑戦している意志を感じます。楽しみにしています。
2-16 パパ、もうすぐ素敵なカレシを紹介するから!
魔王の一人娘キラシェリーは、7歳になってすぐカレシ探しを始めてしまう。当然愛娘を心配する魔王は、小動物に変身して付いていき、お付きの不幸体質イケメン執事も、心配しています。
それにしても、本当に「カレシ=彼氏」なのでしょうか? カタカナで書いてあるところにミスリードを予感してしまう。「枯れ石」とか、他のものでも面白そうですが、幼女冒険譚は変わらず大好物なので、期待です!
2-17 ナイト・ミュージアム・デスゲーム
あらすじも短めですね。幼馴染男2女1で、ナイトミュージアムに行ったら、そこは一方通行のデスゲームだった! というお話。
つまり、夜の美術館から逃げ出せない。助かりたかったらデスゲームに参加しろって事ですかね? バトロワ&謎解き系で面白そうではあるんですけど、どうしてもナイト・プールと読んでしまう僕は、薄汚れたエロ大人なのでしょうか……?
2-18 すすめ、第2電戦研!
第2電脳戦技研究会、という部活で、電脳戦に挑む部活もの。
架空のスポーツものって、ルールが確立してなかったり、そのルールが主人公チームに優位に働いたり、逆に理不尽過ぎたりして難しいんですけど、そこに電脳戦を持ち込む事で、少しIT寄りにしてるって事かな?
イメージでは、電気で動くロボットがサッカーしたりバレーしたりみたいな対決な気がするんですけど。どういう勝負なのか気になりますね。
2-19 エンディングは終わりじゃない
これまた見た事がない構成のお話。逆ハーレムルートを達成した母が、愛人と一緒に死去。愛人の家族が怒鳴り込んできて、娘(主人公)を賠償金代わりに寄こせ」と。しかし後見人の子爵はそれを良しとせず……なあらすじ。
始まりが逆ハーレムだけど、あらすじはヒューマンドラマのようなシリアス調。ここから更に娘がハーレムルートを構築していくのでしょうか? 気になります!
2-20 ベアーガーデン
ここにきて初めてのVRもの。とはいえ、普通のVRゲーではない?
仮想空間ReVoltが人々の生活インフラ基盤になった頃、運営者の遺言によりそのVR社会内の資産がマネーゲームの対象となる。運営者の孫の主人公が、運営権をかき集めるために、まずはベアーガーデンと呼ばれるものの運営権をゲームで奪取する、というもの。
ベアーガーデンが何なのかが全く分からず、それ次第ではこの設定も生きてくるんじゃないかなと思う次第。本文公開が待たれます!
2-21 家族もどきが壊れたら
父母姉妹の四人家族は、家族もどきだった。互いに譲れず解散する事になった家族は、一人の生活になった時に何を思い、何が待ち受けていたのか。
ヒューマンドラマでよくあるストーリーですが、「もどき」と称する理由が気になります。実際子供を産んだとおもしきセリフは書かれているので。家族愛や、家族の再生をテーマに掲げた物語は、古今東西多数ある中、どういう切り口を目指すのか。評価は本文で! という期待感煽るあらすじです。
2-22 非公開になりました
匿名性が損なわれたため、非公開となりました。
2-23 魔女を脱がせてはならぬ
人間と敵対する魔女。彼女たちの服を脱がしてはならぬという言い伝えがある。青年エドは魔女の住む山のふもとで、少女ベラと出会う。彼女は魔女ではなく、魔女になれない半人前と言う。
ふむ。半人前なら脱がしてOKなんだね! という展開が待ってるかどうかはさておき。謎多き魔女の生態と、青年エドと美少女ベラのボーイミーツガールが、ラブコメ寄りなのかシリアス寄りなのか気になるところです。
2-24 買われた聖女~後宮であなたと白黒ショー!
後宮系も最近の流行りですよね。買われた聖女が伏魔殿の後宮に入り、革命を起こす。みたいなあらすじでした。
あらすじで全く触れられていないのですが「白黒ショー!」が気になります。気になりすぎてググったら、モロにそういう行為のショーなんですね。R18 の書き出し祭りで、どこまで書いてるのか。おっかなびっくり読んで見たいと思います。
2-25 人喰らう婆、不死の狂女に出遭うこと。
これまた、あらすじが短い! 「紅裙」が分からずググったら、美人または芸妓との事。タイトルから想像するに、「不死ならいくらでも食べれるじゃーん、ラッキー」なのか「不死じゃ意味がないんじゃい!」なのか。
おそらく後者なんでしょうけど、そもそもなぜ人を喰らうのか。不死の女がどのような変化をもたらせてくれるのか、気になります。
終わりに
第2会場は、意外とあらすじが短い作品が多い気がしました。
また、流行りワードが随所に散らばめてあったりして、タイトルだけでは分からない要素も、あらすじに多く詰まってる印象でした。
一つ分かった事は、タイトルだけじゃなくあらすじも含めて作品を想像すると、意外とどの作品も続きが気になるという事。
まだまだ半分。
明日以降に第3会場のタイあら感想も続けていきたいと思います!
第1会場のタイあら感想はコチラ ↓