短編【初夢はなんだったかな?】
いつも僕が寝ていると、もう一人の僕が見えてくるのだ。
そして”ああこれは夢なんだなあ”って思う。
ひょっとして僕は二人いるんじゃないのかな。
確か、今年は嫌なことが多かったなあって。
そう思っていたんだよね。
そしたらいつのまにか僕をみていて。
僕が出会ってきた人達が集まっていた。
僕が見ていることは他のみんなも同じように見えているのかなあ。
もしそうだったら。
きっと友達を嫌いになってしまいそうな気がした。
いつも逢って遊んでいる友達も。
もしそれが本当に毎日続いたとしたら。
きっと飽きちゃうから僕は見ていたのだろう。
いつも逢って遊んだりした後は。
時間が足りないよねって言い合っているのに。
なんでだろう。
不思議だなあ。
夢って明日を間違えないための道しるべなのかもしれない。
そう考えると
友達って素敵だなあ。