初めて好きになったチーム
1994-96マンチェスター・ユナイテッド、ホーム。
ときは1991年。
Jリーグ開幕を2年後に控え、私は高校一年生だった。
私が通っていた高校のサッカー部の顧問は体育教師だった。
その顧問がいる体育教官室には様々なサッカーの試合やコーチングのビデオがストックされており生徒には自由に貸し出しをしてくれていた。
当時はサッカー中継は年に数えるほどだった。
トヨタカップ、天皇杯と高校サッカー選手権が数試合の準決勝だけ。
今ほど自由にサッカーがテレビで観られる時代ではなかった。
「サッカーを観る機会」に飢えていた私は体育教官室のビデオを片っ端から借りて観た。
ビデオは数十本あり、過去のワールドカップ、ブンデスリーガ、イングランドのフットボールリーグ、クーパーコーチングなど多岐にわたった、
その中でもフィジカルコンタクトが激しく、試合展開が早いのがイングランドのフットボールリーグだった。
こんなにも激しいサッカーがあるのかと、私の記憶に深く刻まれたイングランド。
胸にはホームスタジアム「オールドトラフォード」の透かしが
それから大学生となり、プレミアリーグに改変した試合をNHKのBS放送が月に一回程度録画放送していた。
おそらく1995-96シーズンだった。BS受信可能な友達に頼み込んで録画をしてもらって、テープが擦り切れるほど見ていた。
その中で特に印象に残ったのが強かったマンチェスター・ユナイテッドだった。
1995-96はFAカップとリーグのダブルを達成。
シュマイケル、アーウィン、デビッド・メイ、パリスター、P・ネビル、ロイ・キーン、ニッキー・バット、ベッカム、ギグス、リー・シャープ、ブライアン・マクレア、カントナ、アンディ・コールなどなど。
私の脳裏には自然とアンブロのユニフォームを纏ったユナイテッドが刻まれていく。
この黒襟のユニフォームが好きだった。
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