永く着るために。サッカーユニフォームのベタつきを取る方法
こんにちは。
ユニフォーム研究家のともさんです。
私はたくさんサッカーユニフォームは持っているのですが、単に飾っておくだけでもったいない、基本的にユニフォームは着たい派です。
そこできょうは大事なユニフォームを永く着ていくための工夫をご紹介します。
ユニフォームには経年劣化がつきもの。
大切なユニフォームも年月と共にいろいろと痛んでくることもあります。
特に古着を買う場合は購入時のコンディションはまちまち。
すでに痛んでいるものの、ちょっとした修繕で永く着て楽しむことができるものもあります。
マーキングのベタつき
経年劣化で多いのがマーキングのベタつきがあります。
スポンサーや番号、サイズタグなどのマーキングがベタベタしてくるんですよね。
さてこちらのユニフォーム。
イタリア代表2003/2004ホーム用ユニフォーム。
一見特に問題はないように見えますが、サイズ表記などある襟のブランドタグが経年劣化によりベタベタになっています。
前見頃裾にあるブランドタグも同様でした。
ただベタベタするだけなら着心地を我慢すれば良いのですが、これは他部分にも色が付着してしまうやっかいなタイプです。
2003〜2005くらいのプーマのキットにはこのようにブランドタグがベタつくものが散見されます。
同年代のプーマキット(青:ユトレヒト2004/2005アウェイ、赤:チェコ2004/2005ホーム)
このベタつきを修繕しないことには保管中の他のユニフォームにも影響が及んでしまう可能性があります。
修繕する
私はお湯と重曹をつかってこの表面のベタつきをとってしまいます。
※これからはいろんな作業をするのですが、同様の作業をする場合はあくまで自己責任でお願いします。
お湯も使うので火傷には充分注意してください。
ユニフォームが直せない、もっとひどくなったと言われても責任持てません。
また経験則によるもので科学的な根拠は持っていませんので、真似をせず「ふ〜ん」くらいで見ていただけると幸いです。
まずは洗面器などにお湯をいれます。
温度は適当ですがお風呂より熱いくらい(50度から60度くらい?)
根拠はないですが熱い方がベタつきは取れやすいです(火傷注意して)。
そこに重曹を大さじ二杯くらい入れます。
よくかき混ぜたのち、ユニフォームのベタつき部分だけを浸します。
極力該当部分(今回で言うとブランドタグ)だけを浸してください。
そのほかのマーキングに余計な負担をかけないように。
しばらく浸してからゆっくりと歯ブラシなどで擦っていきます。
私は秘密兵器としてシャープの超音波ウォッシャーを使っています。
ショッシャーの先端がギリギリ水面に接するくらいにユニフォーム生地を持ってきて軽く押し当てるようになぞります。
(この超音波ウォッシャーの詳しい使い方は、シャープさんの公式サイトでどうぞ)
しばらく繰り返すと、なんということでしょう!?
みるみるとベタつき素材が落ちていきます。
表面のベタついている素材が落ちたら洗い流して陰干ししましょう。
うっすら白く残っているのはマーキングの糊部分です。
この状態だとベタつきはなく、他の部分に色が付着することはありません。
裾のブランドタグもこのようになりました。
糊部分が残っているとカッコ悪いのですが、これを除去するには特別な薬品を使わなければならず一般的ではないのでまた別の機会に。
うまくいかない時もある
いかがだったでしょうか?
かなりマニアックな方法でびっくりした方もいらっしゃるかもしれませんね。
これも大好きなサッカーユニフォームを永く着て楽しむため。
何かの参考になれば嬉しいですが、これはあくまで自己流の修繕のため、自己責任でお願いします。
※マーキングのベタつき具合によって同じ方法を用いてもうまく修繕ができないものもあります。
特に白シャツの場合は色が滲んでしまうこともあります。
これはあまりうまくいかなった例。
レアル・マドリードの2002/2003ホーム。
分かりにくいかもしれませんが、赤色が滲んでしまっています。
自慢じゃないですが失敗もたくさんしてきた上での経験則です笑
クリーニング屋さんなど知識のある方は是非コメント、及びTwitterでリプをお願いします🙏
いろんな手を施しながらあなたらしいサッカーユニフォームライフを楽しんでくださいね!
それではまた!
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