世代の中距離カテゴリーのレベルを考える #愛知杯 予想
得てして牝馬限定のハンデ戦重賞というのは荒れやすい。そもそもの距離が長いレースが多いので、3歳時に少ない番組数を勝ち上がった実績馬はマイルや長くてもオークスや秋華賞ぐらいまでの距離経験しかない。端的に言えば、自己条件の馬が軽ハンデで合わない馬が重いハンデになるケースがある。
現5歳牝馬なんてその際たる例も良いところで、ユーバーレーベンが不振なだけでクラシック出走馬は殆ど距離適性が皆無だった。結局クラシック未出走のジェラルディーナやマリアエレーナが活躍している。
6歳牝馬はどうだろうか。終わってみればトップ層はデアリングタクトとウインマリリンとレイパパレぐらいしか居なかった。ルビーカサブランカはそれなりに台頭してきたがその程度だろう。
幾らトラックバイアスが有利に働いたとはいえ、実績下位のライラックがエリザベス女王杯で来たように、トップ層は軒並み4歳の下だと思っている。今回もそういう観点で予想を立てていきたい。
予想
予想軸…能力30:TB45:展開35
スローなら残る可能性もあるとは思うが流石に差し決着を予想。まあ差し決着のカバーも出来る限りはやっていきたい。
◎アートハウス
雨が降る想定で予想を組むので良馬場専用機っぽい馬を本命にするのはどうかも、血統的にはしっかり対応して来るタイプだと思っている。デビュー以来2000mしか走ってないのはプラスに捉えたいが、正直スローの瞬発力勝負しか経験していない点はプラス材料としては少々乏しい。評価したいのはキャリア6戦ながら1戦ごとに内容を着実に上げている点。ここでも能力的には上位だろうし、大目標であるエリザベス女王杯に向けて視界良好なスタートを切りたい。
○ルージュエヴァイユ
重賞では何とも歯痒い結果に終わったが、自己条件では連勝を重ねパーフェクトな成績。スローの差し切りで力を発揮、末脚も見事だが追走能力も上がっており、好位置を取れるようになっている点もプラス。間違い無く重賞級で、条件的なものもあるので何とも言えないが、GⅠでも上位に来れるだけの力はあると思っている。1個下のデインバランスを考えるに長めの距離はどうかもやはり中距離では主役級、初輸送がどうか。この馬も先のことを考えて賞金は積める時に積んでおきたい。
他はマリアエレーナとルビーカサブランカが馬場状態などを考えると4歳の成長力以上にはガッツリ推す材料が少ないのも事実。
残しそうなのはサンテローズとアイコンテーラーとサトノセシル、差してきそうなのはラヴユーライヴとホウオウイクセルとフィオリキアリ、この辺りを馬券に絡めるのが良さそう。
買い目
三連複軸2頭流し:③⑪-①②⑥⑦⑨⑩⑫⑬
ワイド:③⑪-②③⑥⑨⑩⑪
計17点
馬場があまりにも悪くなるようなら買い目は考え直すが、本線は⑪③⑩②の順で軸としていく。
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