【15点から始める馬券生活】#スプリンターズS 予想

お久しぶりです。秋以降も頑張っていきます。

調教評価

短評
 夏を使ってきた馬が基本的によく見え、安田記念からの組は状態自体は悪くないもののもう一つに見える。一番手にメイケイエールを置いたが、内容面ではナムラクレアの方が上。ナムラクレアは非常に良い内容を消化している分、初輸送にテンションが上がりやすい面があるので高評価ながらも疑問点あり。想定外の時計が出た割にメイケイエールはテンションの上がりも抑えられており柔らかい動きで中2週ながらも上積みが見込める。
 シュネルマイスターは全体的に重く仕上がっており集中力も甘い。空けすぎず詰めすぎずの馬なので本番は次と考えるのが無難。NHKマイルから中3週で安田記念を好走したように、使っていって上向くタイプにも見える。ナランフレグはやはり使って良化するタイプ。春が連戦ではあったものの、セントウルSしかり使える所で使っておきたかった。
 気になるのはダイアトニックとエイティーンガール。前者は高松宮の負け方からテンションを上げないように調整している点が見られ、輸送を苦手としているもののクリアすれば侮れない存在。後者は輸送を考慮しかなり抑えた内容となっている。持ち時計がそこまでの馬なのである程度攻め動いた方がリスクは大きいものの勝ちを狙えるとは思う為評価外。展開の助けは欲しい。

予想

◎メイケイエール
 性能はここでは最上位。昨年の上位不在で繰り上がりながらも最先着と実績十分を評価。ハイラップに対応可能で高速決着にも強く、血統や実績から重馬場にも対応できるという殆ど隙の無い馬。負けパターンこそ多いものの、上振れの爆発力は高く、気性面の成長で極端な下振れが無くなった点は高評価。
 差し競馬に転じてからは差し損ねこそ見られるものの、阪神JFでソダシ、サトノレイナス、ユーバーレーベン以外には馬場差以外で明確に後ろから差されているシーンが無く、勿論重賞6勝馬なら当然ではあるものの、裏を返せば3着なら差し馬には用無しの様相となると言える。今回は有力な差し馬が多い為、ここで1着レベルの軸選択は必至。

○ヴェントヴォーチェ
 性能で張り合えるのはこの馬とナムラクレアぐらい。伸び伸びと走らせることが条件としては必須なものの、ゴチャつく可能性のあるフルゲートのスプリント戦においては、寧ろ戦法が固まっているので狙いやすい。なるだけ外枠が良いが内枠でも乗り方次第では勝ちに繋げる競馬が出来ると思う。
 馬が充実期に入っており、夏3戦の反動こそ怖いものの、ある程度使い込んだ方が好走するタイプで詰めたローテはプラス材料。コース実績はレコード実績からも頷ける。うまく先行できればピクシーナイトの再現まで。

▲ナムラクレア
 状態面は過去2戦よりも上向いており、加えて馬がスプリンター気質になってきた印象を受ける。ベストは1400mだと思うが、ハイラップの中でも比較的器用に立ち回れるタイプで、この時期の牝馬にしては馬群縫いも出来るので枠順次第では圧勝まである。インを上手く使えている印象なので内枠が欲しい。
 控える形となった際に殆どのレースで差し損ねが起きている点が気掛かりであるものの、性能は申し分無い為堅い決着となろうが狙う他無い。調教は動くタイプなので気にしていないものの、馬が力んで走っている印象を受け、輸送でどこまで変わるかが鍵。

△テイエムスパーダ
 同型馬の不在が一番のメリットであり、ハイラップを刻み後続の脚を潰すことができる点で一定の評価を与えたい。勝ち切るには底力が足りないのは承知であるが、展開に恵まれる軽斤量は基本的に抑えるのが吉。
 前走のように道悪となった際に内を大きく開け、というクソ騎乗でイン差しが漁夫の利を得る展開だけは避けて欲しいところ。そもそも不良馬場で最内通してたのでGⅠでそれをやるなら騎乗停止にして欲しい上、馬の性能を殺している乗り方となる。CBC賞の走りが出来れば今後の視界も開けるはずである。モズスーパーフレア2世となることを期待する。

△ウインマーベル
 3歳馬が極端に不利なこの重賞で3歳馬を3頭とも高評価なのはどうかという点だが、恐らく展開利は一番受けそうな脚質にある。テイエムスパーダが飛ばすと考えて、仮に外に膨れるにしてもそのままロス無く逃げるにしても、ポジション的にはイン寄りの4〜5番手が理想ポジ。メイケイエールとヴェントヴォーチェが内を走れない気性である点を考慮すればナムラクレアかこの馬がすんなり取れそうではある。
 脚を考慮すればもう少し距離があった方が良い点もプラス。ジワジワと上がるタイプなので直線が短い中山コースとも相性は良いと考える。詰めて良化するタイプでローテ的には◎

×タイセイビジョン
 差し馬は正直誰でも良いのだが、イン差しが出来る馬の方が自在性を考慮した際の評価が高い。差し損ねしかない印象だが堅実なタイプで、京王杯やアーリントンCの勝ち馬だが使える脚の長さ的にはスプリントがベスト。前崩れもしくは先行馬に何かしらの不利が生じた際に狙える位置に居るかどうかが鍵になる。全体的に無駄の無いレース運びである点を考慮すれば、一列前での競馬も可能か。

×ナランフレグ
 こちらも堅実なタイプの差し馬。安田記念の脚を見るにスプリント戦より1400の印象が強く、長く追えば追うほど能力は出しやすいと見る。そこそこの高速戦にも対応可能で今の中山はそれなりにプラス。差し損ねしかない印象なので前壁になってでもインで攻めたいところ。末脚の性能は馬鈴を重ねるごとに成長していって今が全盛にも近い。前崩れなら春秋制覇も。

☆トゥラヴェスーラ
 こちらも器用なタイプの差し馬。ナランフレグが脚力、こちらが器用さに振れており、タイセイビジョンはバランス型。正直誰でも良いのはこれが理由。大外ぶん回しだと厳しいがフルゲートのスプリント戦で外回しの差しの時点でグランアレグリア級でないと詰みなので誰を買っても同じなのはここが理由。とにかくロスの無い差しがこの3頭には求められる。

注ダイアトニック
 先行力とイン攻めができる2頭は注意で選出。評価が落ちまくっているが上位とは普通に遜色が無く面白いと思う。流石にインベタ先行5番手が手に入らないと厳しい。

注ジャンダルム
 こちらも同様の理由。コース実績は高いものの、やはり元のスピード性能は馬齢と共に衰えており、多少なりとも器用なものの抜群の有利を引けるレベルではないので高い評価にはし辛い。

注メイショウミモザ
 前走は明らかにロスの多い競馬で度外視。マイルでもロク無く立ち回れば中堅クラスはあるようにとにかく引いた好枠をどう活かすか。前崩れかつ内伸びが必須条件だが持ち時計もそこそこなのでボンボヤージの再現を。

消シュネルマイスター
 明らかにペースが合っていない。シュネルマイスターの好走は基本的に後継ラップの瞬発力勝負にあり、馬群こそ縫えるものの立ち回りが抜群に器用なタイプでは無い。現にドバイターフではパンサラッサの追走で完全に狂わされてしまい大敗。その上でスプリント挑戦なのでハッキリ言って買い要素がない。下手な追走が出来ないとなると後方一気だが展開利を取れるかどうかは馬場とペース次第であり、逃げ馬が1頭という時点で後方各馬には信頼が置けない。詰めすぎても開きすぎてもダメなタイプで今年は正直ベストな状態で出走できていないが、ここで使う分には次走以降のプラス材料となって欲しい。

 馬券的にはかなり迷うがメイケイエールとヴェントヴォーチェは軸で買いたい。混戦に強いトゥラヴェスーラは積極的に狙いたいが、馬場を見て相手は考慮していきたい。ワイドで3-7頭の15点で勝負する予定。

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