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【南部アフリカ4カ国周遊】旅を終えて感じたこと🇿🇼🇿🇲🇧🇼🇿🇦

◆動植物は自然を共有する生き物として共存している

旅の前半に訪れたジンバブエ・ザンビア・ボツワナでは、ビクトリアフォールズを直近で見たり、サファリで野生動物の生活の様子を垣間見ることができました。
野生動物の世界は、もっと弱肉強食のギラついた世界なのかと想像していたのですが、同じ時間に同じ資源(自然)を共有する生き物として「共存している」という感覚が強い印象でした。

ザンベジ川のカバ

もちろん、ふとした時に草食動物の骨が転がっていたりするとゾワゾワしますが、常にそういった戦いをしているわけではなく、生きるために捕食をしているわけで、基本はさまざまな動植物が共存している空間なのだと感じました。

ただ、今回私がサファリに行ったのは日中だったのですが、夜に狩りをする生き物もいますし、ヌーの川渡りでは崖から転がり落ちて死んでしまう子がいたり、それを待っているワニが下で待機していたりするようです。
私が見た日常ではなく、よりシビアな動物の生死の世界を生で見たら、また野生動物の世界に対する印象も変わるのかもしれません。

バッファローの頭蓋骨

今回のツアーに帯同してくださったベテランのスーパー添乗員の方が、「もう一度ハネムーンに行けるならサファリに行きたい」とおっしゃっている程、サファリは人生観を変えるくらい印象的なものだということなので、また機会があればぜひ違う国でも違った野生動物の世界を見てみたいと思いました。

また、少し話はそれますが、アフリカは一夫多妻制の文化もある国で、ジンバブエで話した陽気なおじさんは3ワイフ21チルドレンいるんだと話していました。(野生動物にも同じような家族構成のインパラがいましたwww)

右にいる1匹のモテ男が率いる
インパラのコロニー

土地さえあれば、家族で農場を経営して生きていけるから問題なし!と話していて、少子高齢化が深刻な日本と対照的にアフリカはこれからまだまだ人口が増えていくんだろうなと感じました。
(日本も一次産業の高齢化が深刻化している中、働き手である若者世代に安く土地を分け与えて、地方でも子育てしやすい環境を整えられたら変わるのかな?とか考えたり。。。)

◆歴史的な背景を知り、現地の空気を肌で感じられた

今回旅の後半に訪れた南アフリカは、想像以上に複雑な歴史を持った国で、今も現地で暮らす人の背景には色んな事情が見え隠れしていると感じました。
特にケープタウンはアフリカ大陸の南端に位置していて戦略的にも重要な地理条件を有しているため、多くの国の歴史がこの地に絡んでいます。

ケープポイントからの絶景

<南アフリカの主な歴史>
1488年 ポルトガルのバルトロメウ=ディアスがはじめてアフリカ大陸南端の喜望峰に到達
1652年 オランダがオランダ東インド会社への補給基地としてケープタウンを建設
18世紀 ヨーロッパ人によりマレー系の労働者がケープタウンに連れて来られるようになる
1806年 ナポレオン戦争時にイギリス軍が占拠し、植民地支配を開始
1834年 イギリス本国に準じて奴隷制度が廃止
1910年 イギリス領南アフリカ連邦が成立
1961年 イギリス連邦から離脱して南アフリカ共和国を宣言
1991年 アパルトヘイトの差別撤廃
1994年 初の全人種参加の総選挙を実施し、ネルソン・マンデラが大統領に

マレークォーター地区の街並みと
テーブルマウンテン

南アフリカは話を聞けば聞くほど歴史が複雑で、アパルトヘイトの歴史についてもワードを口にすることすら憚られるような感じでしたが、ケープタウンはそんな多様な人種の方々の文化や歴史的背景が混在した街でした。

オランダ人の貴族が作った世界最古の植物園や、ピューリタン革命時に逃げてきたフランス人によって発展したワイン製造、奴隷として連れて来られたマレー系の方々のスパイス系の食文化など多種多様で、自分が想像していたよりもはるかに複雑な歴史がある国だと感じました。(公用語も11言語あるそうです)

また、現在正式な統計上はヨハネスブルグが人口NO.1の都市とのことですが、統計では出ないところで1000万人規模で人が住んでいると言われている地もあるそうです。
ケープタウンでも車を少し走らせた郊外にはスラム化した街が辺り一面に広がっていて、現地に来ないと感じられない闇深さも目の当たりにしました。

車窓から見えた、スラム化した街

◆世界を旅するいろんな方と出会えた

今回のツアーに参加されている皆さんは旅行好きのハイレベルな方が多く、今回で世界三大瀑布を制覇した!という方も何名もいらっしゃいました。
自分の親と同世代くらいの女性一人で参加されている方やご夫婦でいらっしゃっている方、80代男性で一人で参加されている方もいらっしゃいました。
ツアーなら移動も全てみんな一緒なので安心ですし、ご飯の時はお隣の方と楽しくお話しもできたりするので、お一人でも地場のお酒やご飯を楽しめるし、こういった趣味の楽しみ方も素敵だなと思いました。

(ちなみに、アフリカの食事かなり不安だったのですが想像以上に美味しかったです!クセがないし肉も野菜もフルーツも全て美味しいのでかなりレベル高めでした!)

喜望峰での集合写真

私自身は姉との参加でしたが、アフリカのツアーに参加される方々は普段から旅行慣れされている方も多いので、これまで行った魅力的なスポットなど皆さんから色々なお話が聞けてとても楽しかったです。

今回のアフリカツアーに参加したことで、また世界の色んな地に訪れてみたいという旅行欲が高まりました。
(今度はぜひ、中南米にも挑戦してみたい!)

移動も長くて、体調も崩したりしたのでかなりタフな旅行になりましたが、思い切って参加する決断をして本当に良かったと思います。
英語ももう少し勉強して、海外の方とももっとたくさんコミュニケーションを取れるようになりたい!という意欲も高まりました。

明日から仕事で、1週間休んだ分を取り戻さなければですが、また自分の世界を広げる旅に行けるように頑張ろうと思います。

アフリカに興味を持たれた方は、ぜひ南部アフリカ旅行に挑戦されてみてください!めちゃくちゃおすすめです!!!

最後までお読みいただきありがとうございました!!!

▼今回の備忘録ダイジェスト


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