ホームパーティーは無限の創造性を秘めている
こんにちは、広報のCuminです。
今回は、「ホームパーティー」について、まじめに語りたいと思います。
実は友安製作所では、本業の傍らでホームパーティー推進委員会という組織を運営しています。
簡単に言うと、日本にホームパーティーをする文化を広めよう!と発足した会なのですが、皆さんは「ホームパーティー推進委員会」と聞いて、どんなイメージを受けるでしょう。
私は広報としてこの会社に入社して、こんな組織があると聞かされたとき、正直、大きな不安を抱きました…。
そのときの私にとって、ホームパーティーといえば、海外セレブが集まる社交の場というイメージで、なんだか気後れするもの。それを推進しようなんて、庶民派の私には絶対向いてない!と。
けれど、それは私が「ホームパーティー」について無知がゆえの誤解だったことに、この数年の活動で気付かされました。ホームパーティーって、実はけっこう奥が深いんです。そして、誰もが楽しめるものなんです。
タイトルにも書いたように、ホームパーティーは無限の創造性を秘めています。
そこでこのnoteで、ホームパーティー推進委員会の一員として、私たちが考えるホームパーティーとはどんなものなのか、そしてホームパーティーに対する熱い思いを綴ろうというわけです。
そもそも「ホーム」は家とは限らない
そもそも、ホームパーティーの「ホーム」は、必ずしも家である必要はないと考えています。会社や学校、よく行く喫茶店…自分が拠点とする馴染みの場所も、ホームです。例えば、毎日仕事をしている職場に他社の人を招いて食事会をすることも、一つの「ホームパーティー」と言えます。
ホームパーティーをして、自分が普段見せない部分を開放することは、人と信頼関係を築くことにつながります。同じ時や空間、モノやコトを多くの人と共有することで、喜びや安心感が生むのが、ホームパーティーの醍醐味なのではないかと思います。
そう考えると、ホームパーティーのやり方は本当に様々で、可能性は無限なんです。
人を招き入れて、自分の内側を見せる
前述の通り、人を「ホーム」に招き入れることは、多かれ少なかれ、自分の内側を見せることになります。家に招けば、部屋に飾ってある家族写真、読みかけの本、お気に入りの食器など、自分を表すいろんなものがゲストの目に入ります。それは誇らしいことかもしれないし、少し恥ずかしいことかもしれません。けれど、普段見せない大切な部分を開放することで、ゲストはホストをより理解することができます。
海外ではビジネスの場でも、大切な取引相手を、会食ではなく家に招くそうです。相手のパーソナリティをよく知り、信頼関係を築くためには、ホームパティーが最も手っ取り早いのかもしれません。
モノ、コト、トキ、空間を共有する
ホームパーティーでは、同じテーブルを囲み、一緒に鍋をつついたり、同じ音楽を聴いたり、いろんなものを人と共有します。モノやコト、トキや空間を共有することで、お互いの精神的な垣根が低くなり、安心感が生まれます。
そして、同じものを食べて「おいしいね」と言い合ったり、同じ空間で笑いあったりすることは、喜びにもつながります。
人と多くを共有できるホームパーティーほど、心地良い時を過ごすことができるのではないかと思います。
ホームパーティーは出会いにあふれている
ホームパーティーは新しい出会いにあふれています。これは、人との出会いだけではありません。
招かれた人同士が出会うこともあれば、インテリアや食事、趣味、音楽など、新しい物事に出会うことがたくさんあります。
そして、出会いは変化のきっかけです。私は以前参加したあるホームパーティーで、出された食器が全てホストお手製の陶芸作品だったことがありました。そのときに私は陶芸の魅力と出会い、窯元巡りをしては食器を集めるようになりました。
こんなふうに、ホームパーティーをきっかけに、自分自身のくらしや考え方が大きく変わることもあるかもしれません。
おもてなしは、センス
おもてなしとは、ゲストを歓迎し、良い気持ちになってもらうよう心を尽くすこと。ホームパーティーにおもてなしは欠かせませんが、大げさなおもてなしが必ずしも良いわけではありません。ゲストが好きなお酒を用意したり、季節の花を玄関に飾ってみたり。ゲストが何に喜び、心が動くのか、そのゲストや集まりに合ったおもてなしを創造することが大切です。
ときには、あえてゲストに洗い物をお願いして役割をつくり、リラックスしてもらうことも、一つのおもてなしと言えると思います。
おもてなしは、センスなんです。
ホームパーティーはクリエイティブなあそび
ここまで書いてきた通り、ホームパーティーに決まった形式はありません。大切なのは、ホストもゲストも全員がとにかく楽しむこと。自分たち流の楽しみ方を見つけ、パーティーを自由につくれるのがホームパーティーです。
カレー好きがカレーだけを持ち寄るホームパーティーをしてもいいし、ボードゲーム好きがボードゲームでひたすら遊ぶホームパーティーをしてもいい。誕生日のパーティーなら、サプライズを仕掛けたり、部屋をいつもより華やかに飾ったりすると盛り上がります。
ホームパーティーは、人と人とをつなぐ、最高にクリエイティブなあそびだと思います。
まとめ
人と人とのつながり方や、生き方、価値観、いろんな物事が多様化している現代。人とどう出会い、どう関係を築くべきか、どう生きるべきか、そこに正解はありません。
そんな中でホームパーティーには、人との関係を深めたり、人生そのものを豊かにするきっかけが、たくさん散りばめられているのではないかと感じます。
人をホームに招き入れ、もてなし、モノやコト、トキ、空間を共有する。そしてそれが新しい出会いにつながり、自分自身の価値観や生き方を変えていく。そう考えると、ホームパーティーって本当に奥が深く、無限の創造性を秘めてるのではないかと思うのです。
趣味としてだけではなく、ビジネスの場でも、このホームパーティーを活かせるのではないかと、私たちは考えています。
そんなホームパーティーを広めるべく、ホームパーティー推進委員会では今後も、様々な活動を行っていきます。レッツホームパーティー!