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”いちいちかっこいい”ものづくりを伝えたい。『FactorISM2024』開催レポート。

こんにちは、広報のクミンです。
10月はイベントシーズンということで目まぐるしく過ぎ、先日、「FactorISM(ファクトリズム)2024」が無事閉幕しました。
ということで今回は、今年の友安製作所のFactorISMを振り返ります。

そもそも「FactorISM」とは

ここはご存知の方は読み飛ばしてください。
「FactorISM-アトツギたちの文化祭」とは、私たちがいる八尾市をはじめ、大阪のいくつかの地域の町工場が一斉に工場をオープンにして、一般の方に工場見学やものづくり体験をしてもらうイベントです。
合言葉は、「こうばはまちのエンターテイメント」。今までに足を踏み入れることのなかったものづくりの現場で、職人や作り手の技術に触れ、感動や驚き、そして憧れを感じてもらいたい!という思いで、今年は91社が工場をオープンにしました。
今年で5年目のイベントになりますが、友安製作所は初回から参画しています。

過去にFactorISMについての記事も書いているので、よろしければ合わせてご覧ください。↓

友安製作所の”アトツギ”たちの文化祭

FactorISMのサブタイトルは、「アトツギたちの文化祭」。この”アトツギ”というのは、跡継ぎ社長のことだけではないと私たちは考えています。ものづくりの技や、作り手、会社の想いを受け継ぐ人たち全員が”アトツギ”です。

今年のFactorISMでは、新卒1年目、2年目のメンバーが工場の案内をしました。会社の歴史の説明や、工場の案内など、1日に何度も行い、友安製作所のものづくりへの想いを、たくさんのお客さまに伝えてくれました。
普段は社長や広報のメンバーが会社を語ることがほとんどですが、今回のイベントでは、それを新卒メンバーが担いました。
まさに、”アトツギ”たちの文化祭。イベントを通して、想いを受け継ぐメンバー増えていくのがFactorISMだと思います。

職人と若手メンバーでお客さまをお迎えしました!

”いちいちかっこいい”ものづくりを伝えたい

友安製作所の工場では、主に家具や什器、建具などをつくっていますが、普段お客さまの目に触れるのはすべて完成品。けれど、それまでにいくつもの工程があり、友安製作所ではそのほとんどが、職人の手作業によるものです。
かっこいい商品ができあがるまでには、”いちいちかっこいい”職人の技があります。それをたくさんの人に知っていただけるよう、今年の工場見学と、ものづくり体験を企画しました。

ちなみに”いちいちかっこいい”というのは、友安製作所の10個のコアリュー(行動指針)のひとつ。何ごとにも情熱を持って取り組む姿勢が、「いちいちかっこいい」仕事につながると考えています。

溶接・木工・レーザー刻印体験を実施

さて、そんなFactorISM、友安製作所では主に、溶接、木工、レーザー刻印の3つを体験していただきました。どれも友安製作所のものづくりに欠かせない工程です。

溶接体験

まず鉄工所で溶接体験。職人が溶接について説明したあと、実際に体験していただきました。
職人は簡単にやっているように見えて、実はまっすぐ均等に溶接するのは至難の技。鉄のプレートに溶接でお名前を書いて、その難しさを体感していただきました。

また友安製作所の家具は、溶接の跡がほとんど見えないのですが、これは溶接したあとに、丁寧に磨き上げているから。そんな細かなこだわりも、ここで知っていただくことができました。

職人が直接語るのもFactorISMの醍醐味の一つ。
はじめて見る溶接に釘付け。
お子さんも恐る恐る溶接してくれました。
溶接でお名前が書けました!

木工でお箸づくり

木工所では、カンナを使ってお箸づくりをしていただきました。カンナがけも、意外と難しくて奥が深い作業。小さなお箸をつくるのも、そう簡単ではありませんが、皆さん少しずつ上達して、きれいなお箸が完成しました。

今回の体験をお箸づくりにしたのは、自分でつくったものを、日々の生活で使っていただきたかったから。同じものでも、それがどうやって、どんな想いで作られたのかを知るだけで、愛着が持てます。自分がつくったものならさおさらです。
今回の体験をきっかけに、普段何気なくつかっているいろんなものに、興味を持っていただけたら嬉しいです。

カンナがけを職人がレクチャー。
職人のカンナがけの速さにみんな驚きです。

レーザーで名前を刻印

最後はレーザーで、作ったお箸に自分の名前を刻印。
友安製作所の製品にも、全て社名やブランド名を刻印しています。刻印は、素材によって様々な調整をする必要があるので、誰でも簡単にできるというわけではありません。今回は、名前を入力して、スタートボタンを押すところを体験していただきました。
自分だけのお箸になったと皆さんに喜んでいただけて、私たちも嬉しかったです。

機械を設定して…
刻印スタート!
世界に一つのmy箸が完成しました!

まとめ

今年で5年目の開催となったFactorISM。
友安製作所のものづくりは、年々バージョンアップしてきました。木工所ができたのも実は2年前。この5年のうちに新しい職人や機械、設備が増え、5年前とは全く違う工場になっています。毎年こうして進化を続けられるのも、応援してくださる皆さまのおかげです。毎年来てくださる方もいて、これは本当に嬉しい限りです。

来年もさらに新しい友安製作所をお見せしたいと思うので、これからも応援よろしくお願いします。参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました!


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