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ラップを聞き始めた話

YouTubeの急上昇動画の欄に見たことあるラッパーの動画が上がっていた。
好きだった女の子がLINEミュージックに設定していたので覚えていた。
思わず再生してしまったのだが、これが結構良かった。

ラップの事はよく分からないけど、自然と体が動くと言うか、心地よく聞く事が出来た。聞いた後、気持ちがスッキリする感覚もあった。
僕が今まで持っていたラップの印象は、「ちょいワルの人がよく聞いてる」とか「韻踏んでる」位のものしか無かったのだが、
ちょっと衝撃な位「いい」ってなった。

この「いい」ってなる感じは何度も経験している。
初めて缶コーヒが飲めた時にもなったし、それまで苦手だった、ウニを食べて「美味しい」って思った時にも、この感覚に襲われた(ウニの時には自分でもよく分からないが、友達に僕がウニを食べるところを見せたりもした。何でそんな事したのかは、今でもよく分からない)。

とにかく30代に突入して初めての「いい」ってなる衝撃だった
30代でもこの衝撃を味わえたことも嬉しかった。「まだまだ衰えてないぞ」と言うか、「センサーみたいなモノがちゃんと働いている」のが分かった気がした。
これからも「あの衝撃を味わえる」と思うと、これから歳をとるのも悪くないと思えた。

しかし、この文章を書いていて少し不安に思う事がある。
それは「僕は本当にラップが好きなのか?」と言うことだ。
好きな人が好きって言ったから、「それに合わせているだけじゃないのか?」とか思ったりしてきた。
事実僕は、好きな人の影響をめちゃくちゃ受けてしまう
好きな人のアドバイスは直ぐに聞いてしまうし。「美味しい」って教えてくれたモノをこっそり買って食べてみたりもしたことがある。

さて、僕は「ラップ」が好きなのだろうか?それとも
「好きな人が好きって言ってた音楽」が好きなのだろうか?
よく分からなくなってきたので、とりあえずラップを聞き続けようと思う。
聞くのを辞めたら、「好きな人が好きって言ってた音楽」が好きなだけだった
聞き続けたら僕は「ラップ」が好きだった。みたいな結論でいいと思う。あんまり考えすぎるのは良くないと思う。
まぁすきにやるよ。

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クリハラトモヤ
何か美味しいものでも食べます。