支え合って活きるミャンマーと日本 【第98回:ミャンマー言いたい砲台ラヂオ放送後記】
皆さんこんにちは。
家がフルスペックになって喜んだのも束の間。
夜中に水道管から蛇口が外れトイレが水浸しになり、水圧気が空回りし続けるという事態に陥った45歳単身赴任。
水圧気が空回りしている3時間寝落ちしていたというオチ付きです。
さて、そんな境遇にもめげずに頑張っていきましょう。
お知らせを一つ。
相方MCの石川さんが放送後記を中々書いていないという借金地獄から頑張って抜け出さそうとしています。
凄く含蓄のある文章は勿論なのですが、たまに声を出して笑ってしまうような話も書いているのが秀逸です。
百回記念までに追いつきたいと本人は意気込んでいるみたいなのでこちらも合わせて読んでください。
それでは本題です。
まずはアーカイブ。
番組で取り上げたニュース
「ダディンジュ祭り」デザインで逮捕 (RFA)
要するに軍がなにがしかの理由で邪魔な人物や組織があれば難癖をつけてでも法的な建前を付けて捕まえる事が出来るという事です。
それが許される訳はないのですが、現状はやりたい放題しているという事でしょう。
昨年まで取り締まり対象外だったにも関わらずですからその辺りの整合性なんかももはやどうでも良いんでしょう。
国民に対して自分たちに逆らったらどうなるかという恐怖が与えられれば充分といったところではないでしょうか?
そもそもクーデター以前でも一般市民は警察や軍を信用はしていませんでした。
たまに良い警察官や軍人がいると警察なのに珍しいねとか、あの軍人さんはちゃんとしてるねなどと言ってたりしたものです。
それがクーデターでタガが外れたのか更に酷い状況になっているんだろうなとみています。
ミャンマー国連大使 ノーベル平和賞の最終候補に(DVB)
ノーベル平和賞の候補が実はかなりの多さなので有力候補といえども果たして受賞するかどうかはわからないところではある。
そして、もし受賞したとしたらそれ自体は喜ばしい事ではあるが、それだけで様々な事が解決してしまう程の影響力があるとも思えない。
受賞しないよりはした方が良いとは思うが、これに一喜一憂していてはいけないなとは冷静に思います。
とはいえ、もし受賞した暁には私たちはその事を最大限アピールしミャンマー支援活動に役立てるようにしていかないといけないと思います。
使えるものはトコトン使い倒しましょう。
タイ首都の大型商業施設で銃撃 2人死亡 14歳の少年の身柄確保 (NHK)
珍しくミャンマーではなく隣国タイのニュースを取り上げました。
ミャンマーよりも経済的にかなり進んだタイでもこんな事件が起こってしまうと考えるのか、経済が進んだからこそ出てくる歪みの一環なのか?
東南アジアとひとくくりにされたり、タイと比べられたりするミャンマーではありますが、独自の文化はしっかりとあると思います。
デモが暴動に繋がるという事は世界を観れば当たり前の考えだったりしますが、そういった事が起こりにくい日本という特殊な国にミャンマーの人々は限りなく近いのではと思う事があります。
激情的という意味ではミャンマーの人の方が上な気もしますが、実際、コロナの時にもヤンゴンではみんなしっかりと家でいましたし、クーデターの時も暴動などは起こらずにデモを行っていました。
今でこそ治安が悪くなってきたという感じはありますが、ミャンマーの人も凄く教養がある人だなと私は感じています。
まあ他の国で住んだ事が無い私のひいき目はたっぷりあると思いますが。
さて、テーマトークでは
「ミャンマーから日本へ~増加する難民と日本社会の受け入れ~」
というテーマで話を展開させていきました。
結論は今回のタイトルでお伝えしている通りで、日本とミャンマーが支え合う事で相互には大きな利があると私は強く考えています。
勿論世界から様々な理由で日本に来る外国人の方々を日本のルールをしっかりと守っている上においてはしっかりと権利を保障し、尊厳を守るという事はしないといけないのは当然の事なのですが、その中でも特定の国を優遇していくというのは必要です。
その大きな相手としてミャンマーを強く押し続けているワタクシです。
理由はここでは語りつくせないのでまたの機会にしますが、今はとにかく日本からの支援という体ではるものの、そう遠くない将来に日本がミャンマーに支えられるという時も来ると予想しています。
どちらかが上という事ではなく、よきパートナーとしてミャンマーと日本はやっていけるし、やっていくべきだと思います。
昨年は2万人以上の人がミャンマーから日本へ移住しました。
もともと4万人台だった在日ミャンマー人が一気に1.5倍の6万人になったという事です。
この急激な在日ミャンマー人の増加はまだ日本にいる日本人は気付いていない、少なくとも実感を持っていないと思います。
在日外国人などで調べても昨年のデータはまだ大きくは反映されておらず、ミャンマーはその他に含まれているデータなども多いです。
しかし、恐らくしばらくは同じペースでミャンマーから日本へ渡っていくと考えると在日ミャンマー人の日本での存在感は年々増していく事になります。
正に今、その現場の最前線にいる私たちは増え続ける在日ミャンマー人が日本でどう活躍していくかを日々考え続けているところです。
大きな流れがあれば歪みも出るでしょう。
しばらくは在日ミャンマー人関係の事件なども増えるかもしれません。
ですが、必ずお互いが支え合う事で活きる時が来ます。
その時まで今しばらく頑張っていきましょう。
それでは、また来週。
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ミャンマー言いたい砲台ラヂオ【ヤンゴン放送局】
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World Voice連載記事
放送後記:新町
放送後記:石川
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