お祭りとクーデター【第１０４回：ミャンマー言いたい砲台ラヂオ放送後記】

2023年11月17日 16:23

みなさん今晩は。
度重なるトイレトラブルに見舞われる45歳です。
本日も楽しく放送後記書いていきたいと思います。

その前にお知らせです。
大好評100回記念記事はもう読んでいただけましたでしょうか？

MC二人が渾身の？エッセイを書いております。
読み応え満載のこの冒頭部分（3000文字以上）を公開しておりますので是非ともご覧ください。

それでは本題です。
先ずは番組音声のアーカイブ

今回から音響環境を若干ですが、変更しました。
clubhouseの方は変わっていませんが、FBの方ではかなり音質が改善されたと思います。
地味なバージョンアップですが、あるもので出来る事はしていきたいと思います。
良かったらFBの方でも聴いてみてください。

今週のニュースと新町の言いたい放題コメント

ミャンマー軍の軽歩兵中隊127人全員が投降（RFA）
ここのところはほぼ毎日独立系メディアのニュースで1027作戦以降の戦況を追いかけています。
注目すべきところは今回の同胞同盟側が基本的には戦況をキチンと広報する意思があるという事です。
これはこれまでのミャンマーの歴史の中でもかなり特殊な事なのではないかと個人的には思っています。
国際世論や今後（クーデター後）の事も考えて冷静に行動が出来ているというのは一つの希望ではないかと考えています。

バイデン米大統領、インドネシア大統領とミャンマー問題について協議
（ミャンマージャポン）
1027作戦は少なからず国際世論にも影響があると思います。
このニュースの動きがどれだけ影響を受けているかは計りかねるところではありますが、ミャンマー軍事クーデターが泥沼化せずに類を見ない形で国民側が勝利してしまうとなると逆にこれまで成果を出しきれていないところは焦って動き出したりするのかなとうがった見方をしてしまいます。
特にASEANなんかはそういう意味では存在感を出す為に必死にならざるを得ないのかもしれません。
とはいえ、NUGや少数民族と表だって動いていくというのも難しいところなのか。
もどかしいところはありますが、今後、国際的にな期間も間違いなく動いていく、動いていかざるを得ないという状況になるんだろうなとみています。

深夜営業のクラブ店前で爆発ヤンゴン（RFA）
これは大きな動きとは全く別の勢力が行っているのではないかなと考えています。
1027作戦のような流れとは別で行われている小競り合いではないのかなと。
ただもしかすると狙いはこういった店に出入りしている要人の抹殺や威嚇だったということも考えられるので何とも言えないところです。
ヤンゴンの街中でも夜は特に危険な雰囲気が今はあります。

テーマトークでは2023年のダディンジュ祭りについて話をしました。
こちらは私が連載しているワールドボイスでも書いていますので合わせて読んでいただけたらと思います。

クーデターから3回目のダディンジュという事になります。
1回目2回目は共に全く祭りの体を成していないどころか、そもそも街に人が出ていませんでした。
みんな家で静かにお祈りをしていたのだと思います。

今年はそれと比べて街に人は出ている感じはしました。
しましたが、在りし日のようにお祭り人が出歩くという事ではありませんでした。
移動式の人力観覧車も、メリーゴーランドもありませんでしたし、出店も一つとしてありませんでした。

今年はそういうのが出るらしいというような噂もあったのですが、ガセだったようです。
エンタメに関わるものとして、こういったお祭りが盛り上がらないのは寂しい限りですが、バカ騒ぎしようという力が大きく働くとすればそれはそれで複雑な気持ちがあります。

結局は水祭りの時のように軍が強引に盛り上がっている感を出そうとしなければいつもは盛り上がるダディンジュもこのようにひっそりとなるという事なのでしょう。
1027作戦そして、1111作戦とどこまで戦線が広がり国民生活が苦しくなるかは想像できませんが、お祭りの時期を通して国民の意思というのは伝わってきていると感じています。

まだまだ予断を許さない状況ではありますが引き続き希望を持ってみていきたいと思います。

それではまた、来週。

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ミャンマー言いたい砲台ラヂオ【ヤンゴン放送局】
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