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2/21月:キャリアには不可逆性を。

キャリアとは不可逆性を持つものである。

それは、過去には戻れない、時間を巻き戻すことはできない、という厳然たる事実が示す通りである。人生においてどのような仕事をするのか、いつ結婚していつ子育てをするのか、都度どのタイミングで転職・引退するのか、その隙間においてどのような息抜きや趣味をやって生きてゆくのか。それらに使った時間は、もう二度と返ってこないのである。

ある進路を選び、その道を進んだということは、良くも悪くも、自分自身の体に印を色濃くつけるようなものだ。その印を背負って生きていかねばならないのである。そして、その印が社会的に認められるものであればあるほど、その責任は重くなる。

その責任を積極的に担って、使命感を持って取り組む人間に憧れてこれまで生きてきたが、その取り組みに幸福感を感じることができなければ、苦しみが勝るだろう。しかし、そのような苦しみを感じながら社会貢献する人間は、お呼びでない、という感じがしてしまう。もっと、自分自身が充実感を得られるようなことに取り組みながら生きていきたいものだ。

私は自分が積み重ねてきたものを簡単に捨ててしまえるようなドライさを持ってもいるが、それを捨ててしまわない情を持ち、活かしてやらないともったいないだろう。

自分の未来は必ずしも過去によって規定されるものではない。
だからといって、自分の過去の経験を捨てる必要もないのである。

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ともやの思考整理note
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