当たり前じゃないと知ったとき、人は変化する
『当たり前じゃないと知ったとき、人は変化する』
この言葉の意味は新型コロナウイルスを経験した人ならわかるはず。
つまり全員。
当たり前だと思っていた学生生活は形が変わり、1人1人の日常も変わった。
学校に行くことが当たり前だったとき、多くの人が休校を喜んだ。
しかし、どうだろう。
新型コロナウイルスが流行して学校に行く回数が減ったとき、みんな学校に行きたくなったのでは??
それから友達と学校で会える時間を大切にする人は増えたはず。
それがまさに変化。
人は当たり前じゃないと分かったとき、何かを感じ、変化するのだ。
ぼくの場合はアトピーだった。
(最近、しつこいくらいアトピーの話をしているけど、それは自分のここまでの人生の中でそれだけ大きいものだったってことで許してください。)
思いっきりサッカーが出来ることも。
夏には半袖を着ることも。
肌のことを気にせず学校に行けることも。
海に入ることも、温泉に入ることも。
好きな子と付き合うことも。
いろんな人が話しかけてくれることも。
俺はめちゃくちゃネガティブだったから、とにかくみんなの当たり前が当たり前ではなかった。
でも、当たり前じゃなかったから、よりうれしかった。
(なかなか表には出さなかったけど・・・)
高校時代にサッカーで活躍できたことも、たくさんの人に応援してもらえたことも、学校に行けば必ず誰かが話しかけてくれることも、遊びに誘ってくれるのも、肌を気にせず外を歩けることも、全部が最高に幸せな出来事。
皆さんにもあるのでは??
自分にとって当たり前じゃない当たり前なこと。
(ここで1分間考えてみよう!)
10秒
↓
20秒
↓
30秒
↓
40秒
↓
50秒
↓
1分
どうでしたか?
たくさんあった人、そんなになかった人、いろいろだと思います。
ほかの人の当たり前が自分にとっては当たり前じゃないって結構しんどい。
だってほとんどの場合、否定されるから。「は?」って言われるから。
その答えは間違いのようにされるから。
例えば、LGBTの方々。
(今日、大学の授業でLGBTについて学んで今日のテーマと通ずるところがあったのでとりあげました。間違ったことを書いていたらすいません!)
日本という社会の中では、男は女を好きになり、女は男を好きになることが当たり前のようになっている。
実際に、パートナーシップ制度があり、結婚と同じような扱いとされる制度はあるものの、まだ小規模。
法律としてもまだまだ同性婚は認められていない。
しかし、ネットで調べたら、LGBTの方は10%いるらしい。
つまり、割合的にはほとんどの人の近くにLGBTの方はいるということ。
でも、俺は1人も出会ったことはない。
正しくは、LGBTだと言う方を知らない。
出会っているけど、知らないだけかもしれない。
多くの人が知らないのではないですか?
それはなんでか。
『異性を好きになることが当たり前』になっているから。
だから打ち明けられず、生きにくくなってしまっていると思う。
近い将来、友達との会話の中で「俺、○○君が好きなんだ」とか「私、○○ちゃんが好き」というのが当たり前になる日は来るのだろうか。。
LGBTの方だけではなく、その他にも当たり前じゃないことはたくさんあり、それに苦しむ人はたくさんいる。
勝手な当たり前によって命を落とす人もいる。
それはとても残念なこと。
だから今、俺もみなさんも自分の当たり前が当たり前ではない人もいることを頭に入れないといけない。
それが出来たら、もっと1人1人が生きやすい社会になるのかななんて思ったりした。
そして1人1人が良い方向に変化できるんじゃないかなと思った。
『嫌なことがあった後には、必ず良いことがある」
12月4日、皆さんの1日が幸せでありますように