WEリーグ3連覇へ好発進! 三菱重工浦和レッズレディース
2024-25 SOMPO WEリーグ開幕
4シーズン目のWEリーグが開幕しました。今シーズンからタイトルスポンサーにSOMPOがつき SOMPO WEリーグとなりましたね。さて、我が三菱重工浦和レッズレディース(以下レッズレディース)は2022-23、2023-24シーズンを制覇し今季の目標はもちろん3・連・覇!
かなり難しい目標ですが・・・。
開幕戦の相手は、優勝を争うであろう宿敵日テレ東京ヴェルディベレーザ(以下ベレーザ)。個々の選手の技術は高いものがあり攻撃力はリーグでもトップクラス。過去4シーズンの戦いは撃ち合い殴り合い上等な展開ゆえ、今回も互いに無傷では終わらないと予想してました。また、レッズレディースは今季初めての公式戦でベレーザは先にクラシエWEリーグカップで2試合戦っています。この差が少し不安に感じてました。
スタメン発表若手抜擢に驚き
期待と不安を胸に味の素フィールド西が丘に到着後発表されたスタメン情報見てビックリでした。スタメン11人中10人は昨シーズンの主力で構成されていましたが、MVPであり得点女王である清家貴子が海外移籍で空いたポジションになんとユースから2種登録されたばかりの藤崎智子があり、かなり驚かされました。サブにも来季昇格内定の若手が名を連ね、「開幕からやってくれたな直木(楠瀬直木監督)」と思わずつぶやきたくなりましたよ。
若きエースで先制!
さて試合は前半キックオフからベレーザにボールを保持され攻め込まれますが、シーズン初戦なのか対ベレーザ戦のプランなのかはわかりませんが、レッズレディースはバタつきながらもセーフティーなクリアとタイトな守備でベレーザを跳ね返していきます。レッズレディースは立ち上がりは初戦の硬さか試合勘からかコンビネーションは今一つな感じでしたが、そんな不安を今季期待のエース島田芽衣が吹き飛ばしてくれました。藤崎の抜け出しからの折り返しから塩越柚歩の絶妙なパスがフリーで島田にとおりゲットゴール。みごとな連携。喜びとともに、エースFWの今季初ゴールということでホッとしたゴールでしたね。
先制後のレッズレディースもベレーザに押し込まれる状態が続きますが立ち上がりとは違い落ち着いた感じで統率された堅い守備で跳ね返して前半を1-0で終えました。
ニュースター誕生か?藤崎智子デビュー初ゴール
後半早々にその時が来ました。島田からのスルーパスを伊藤美紀がダイレクトでクロスをあげピンポイントでゴール前に走っていた藤崎がシュート。こ相手ゴールGKがはじくも再度藤崎が押し込み2-0!
思い切ってやれ、ゴール決めちゃえと心で願ってましたが、実際に決めるとはいやはや凄いとしか言いようがありません。17歳末恐ろしい選手が出てきましたよ。少なくともプロ化後クラブ史上最年少ゴールではないでしょうかね。
2-0になった後はレッズレディースのペースになるも追加点は奪えず試合はそのまま2-0で開幕戦勝利。終わってみればレッズレディースの完勝。ベレーザ相手に完封はびっくりでした。
試合雑感
いやあ強いなレッズレディース。一人二人主力を欠いても揺るぎない。経験の浅い若手すらうまく機能させてしまうし、一人一人がファイトしていてなんと頼もしいことか。ベレーザ戦は失点が多かったためか守備重視なのかな?と感じたものの出場した選手全員の意思統一されたプレーが光ってた。
開幕直前の水谷のケガで離脱で左サイドバックに不安もありましたが、ここは長嶋玲奈が完璧でした。レッズレディースの中では目立たない存在ですが、いないと困る選手です。
一方ベレーザの選手の技術と連携からの攻撃は脅威でしたが、なんだろうこの試合ではゴール前でのアイデア不足でゴール前の手詰まり感があった。ヒヤリとする場面は少なかったので警戒してたぶんちょっと拍子抜けかな。またラフなプレーも以前より多く見られてベレーザもフィジカル志向に変わりつつあるのかと。ただまだまだ若いチームなので数年後は厄介かも。
次節はこれも優勝を争う宿敵INAC神戸レオネッサ。主力がだいぶ入れ替わっているので不安定な今のうち叩いておきたいね。