WEリーグ審判問題 -正確なジャッジ以上にゲームコントロールを-
激しさが増したWEリーグ
優勝争い真っただ中にあるWEリーグですが、プロ化して3シーズン目にして選手のフィジカル強度の発展が目覚ましいですね。プロ化以前と違ってプレーにも迫力が増して激しプレーも見られるようになりました。
しかしながら一方で勢い余った危険なプレーが目につくようになっています。後ろからの危険なチャージ、強引なチャージが増えている感じです。
数字的にいうと警告数も増加傾向です。数字に表れていない警告に値するプレーも多い印象(あくまで個人的なので・・)
選手の身体能力が上がったことで、プレッシャーが速く厳しくなり、1対1の競り合いが激しくなった半面、ボール集中するあまり制御できずに相手にぶつかりに行っているように見えます。
この流れの中で問題だと思うところは、審判がゲームコントロールできていない、危険なチャージなのにレッドカードはおろかイエローカードも出さないことが多いということです。
こうした危険なプレーを見逃していると、選手たちは躊躇なくまた危険なチャージを繰り返し、両チーム次第に互いにムキになってプレーし始め試合が荒くグダグダになっていく。
これでは重傷者が増え続ける一方です。
女子選手の特徴として、ピッチ上で選手同士がにらみ合う乱闘になることはほとんどありませんが、危険な接触プレーになるとわかっていても危険回避が遅れてしまう傾向が見られます。なので主審は冷静なプレーを促すことが正確なジャッジと同じくらい必要だと感じます。
これ以上重傷者を増やさないために
WEリーグの審判は、ジャッジの精度の向上もそうですが、それ以上に荒れない試合に怪我防止のために選手に冷静を促す、時には熱くなっている選手をなだめるゲームコントロールする力が必要です。
これ以上選手生命にかかわる重傷者を増やさないためにも、WEリーグには審判のジャッジについて強く改善を強く望みます。