『Rab Ne Bana Di Jodi 』メイキング記録用
一部わかるところのみ抜粋
◯監督アディティヤ・チョープラーについて
SRK:アディはキャリアが進むにつれてプロデューサーとして映画を作るようになっていたけど、僕は監督・脚本家としての彼が恋しかったから、いつも「映画を作ってよ」と言っていた。ある日、夕方ごろに彼がロンドンから電話してきて「今映画の脚本を書いてる」と言ってきた。僕が「それはいいね」って答えると、彼は「数日後に君に聞かせに行く」って。数日後、彼がやってきて「君に主演をやってほしい」と言われたから承諾したんだけど、彼はいつもゆっくりな人だから1年後とかになるかと思ったら「今すぐ、2ヶ月後とかには始めたい」と言われた。『Rab Ne Bana Di Jodi』の物語について聞いた時、これまでの彼の作品とは真反対だと思った。
◯新人アヌシュカ・シャルマ起用について
SRK:アディは「君がリアルな普通の男に見えるように、ヒロインに新人を起用したい」と言っていた。
AS:オーディションを受け始めてしばらくはこれがどんな映画なのか知らなかった。ある日オーディションが終わって「5分待って。アディティヤ・チョープラーがここに来るから」って言われて「…え?頭おかしいの!?何も用意してないのに何を言ってるの?!」って感じだった。(監督と会って演技を見せたら)「いいね。次は写真撮影に入ろう」と言われた。
SRK:ある日の夕方、監督は「アヌシュカでいく。アヌシュカがベストだ」と言った。「スーリーをリアルに、実在するように見せるために、そして映画をうまくいかせるために必要な顔だ」と。
SRK:演技をするにあたっていつも僕がとっている方法は、相手の演技に反応する形で演技をするということ。絶対に「どんなふうにやる」と決めてから来るようなことはしない。いくつもの映画を撮影してきた中で、この人はこう演技するんだと思ってたら、急にやり方が変わる、みたいな落とし穴にハマることがよくある。でも僕がやりたいようにするために相手にやり方を指図するなんてできないから、どうにかうまく反応する方法を見つけようとするんだ。だからアヌシュカには心から感謝している。RNBDJのキャラクターを作り出すことができたからね。
◯SRKの演技について
SRK:17年間、僕は観客に「自分もこうなりたい」と思われる人物像を売ってきた。それが今は「これは自分だ」と思ってもらえる人物像を売っているんじゃないかな。
YC:SRKは素晴らしい俳優だ。この映画を撮っている間、彼は一番誠実な俳優だった。自分のイメージを気にせず、自分のスターダムについても気せず演技していた。