海外での食事作り
食事は、その国で手に入る食材、調味料によって、作れるものが変わります。
育った環境での味付けが「慣れて」いて美味しいと感じるので
海外でも日本人は和食を作ろうと奔走しますし、私が情報収集に使っている某SNSの海外居住者の食事の知恵には、プラムで梅干し作りとか、手作り味噌とか豆腐とか、数々の涙ぐましい努力が載っています。
私自身は戦後すぐアメリカ軍勤務になった父が
学生時代にホテルのフランス料理屋でアルバイトしていた経験があり、
実家には当時珍しかっただろう西欧式のオーブンがあったし、父が気まぐれで作る本格的な西欧料理を定期的に食べていたという不思議な食環境で育ったのですが
それでもはじめての長期海外滞在では
強い日本食シックになりました。
細切れですが海外での長期滞在が回数が増え
今回の引越しではかなり食生活の切り替えはスムーズに行ったと思います。
海外長期ステイ時の自炊の備えを、
私個人の経験からまとめてみました。
1 道具の準備
先進国なら現地で探せば必ず手に入りますが、生活がこなれるまでは探し出す手間が惜しいので準備しておくと良いです。
私は引越し前に無水鍋と海外仕様の炊飯器を日本から楽天グローバルで送りました。
あとで知りましたが、炊飯器は韓国製のものでとても秀逸なものがあり、
コリアン経営の店で手に入るようです。
2現地で手に入りにくい調味料の準備
ハワイやカリフォルニアなど日系移民が古くから多かった場所では日本食材はたいていのものが手に入りますが、
そうでないエリアは事前に送っておいた方がスムーズです。
出汁、乾物、味噌、ごま、海苔を私は事前に送りました。
着いてからしまったと思ったのがふりかけ。
アジアンスーパーなどにあるのですがバリエーションが少なく、
友人が来た時に持って来てもらいました。
ちなみに麺類は、うどんなども売ってはいますが、なんかコレジャナイ感がただようので、自作してる人も海外では多いようです。
3手に入りやすい食材のリサーチ
国によって売ってる食材が違います。
じゃがいもやレタス、玉ねぎやニンジンなどの基本の食材は変わらないのですが、
見たことない葉物や使い方の違いのわからない肉など、
個人経営の店ならどうやって調理するのか聞いたり、野菜なら匂いをかいでみて、
これはニラに近いかな?とか実験をしてます。
ひと昔前と違うと思うのが、今はSNSでそうした各国での皆さんの努力の末の豆知識が簡単に手に入るし、聞けます。
以上3点で、私個人的には食事はとくに今のところストレスありません。
育児してるとそもそも自分のごはんは両手で食べられれば御の字なので味は二の次だから、
もあるかもですが。