タイのお手伝いさん事情

アヤサンという単語が日本人ではメジャーなのですが、タイ人はメェバーンと呼ぶ、家の雑用をする女性たちが昔から存在します。
タイには中流家庭というものはほとんどなく富裕層かそれ以外になり、富裕層には100%メェバーンがいます。富裕層の度合いにもよりますが、プラスコックがいたりドライバーがいたりナニーさんが各子供にいたりといった具合で、20年くらい前のコンドミニアムの部屋には住み込みのメイドの部屋がデフォルトでついていました。
昨今ではメイドのステータスや給与も上がり、陽のささない簡易トイレのメイド部屋ではなくアパートを借りて通いで勤務するメェバーンも増えました。
その昔日本の地方でも男衆、女子衆という屋敷の雑用をする方々が存在しましたが、それと似たような文化が東南アジアの各国には残っています。
我が家は私自身が気難しくて他人にうろちょろされて作業の途中で話しかけられるのが本当にダメで(電話がかかってくるのも大嫌い)せっかくタイにいるのにスポットでしかナニーメイドさんこれまで使ってなかったのですが
会社でフルで雇わなくてはならなくなった関係もあり初めて住み込みのメェバーンさんを雇い始めました。(通いがよかったのですが住み込みを希望したため、といってもまた月半ばから複雑な事情で通いに変更になるのですが)
これまでスポットではトライアル含めて10人近いナニーメイドさんにきていただきましたが、お手伝いさん文化は普及的とはいえやはり文化自体の違いなのか、いろいろすでに事件は起きました。
子供たちはインターナショナルスクールに通うので父兄は国籍問わずナニーメイドを雇ってるのでいろんな情報交換でやはり時々ナニーメイドあるあるみたいな話で盛り上がりますが
物を勝手に移動する
壊す(充電中のApple Watchを多分引っ掛けて落として割られた)
雑巾とふきんをいっしょくたにする
あたりはまあもうベースラインで我が家はなんと模様替えされました。(家具が移動されてた)
わざわざ種類別に分けて起きたのを一緒にしちゃうとか、忘れないように出しておいたのを勝手にしまっちゃうとかはもう怒ってはいけないレベル。

面白かったのは韓国人ファミリーが何度言っても韓国からわざわざ取り寄せてる高級なキムチを勝手に食べるという話をしてて、
解雇のリスクを侵してまでたべたいキムチの味ってどんなだろうと😂

そんなわけで、いろんな閾値を下げないと利用できない文化ではありますが、またやはり大事なことや事故につながりそうなことは頼めませんが、理解して使えば1人親としてはやはりありがたい文化だなと思います。
日本ではシッター代物価に比して非常に高いのに(ちなみに某なんとかラインで頼んだシッター一晩分で一月雇えます)iPad見せてるだけとか夜帰宅したらまだ起きてるとか夕飯のあとの皿も下げてない、牛乳すらしまってないとかそんなばっかでしたが某なんとかラインは
(基本的な適性もジャッジしないで安易にスキルのない人が稼げる仕組みになってて、良くないアプリだと思ってます)
タイのナニーメイドは子供の相手は上手で寝かしつけも完璧、帰宅したら家まで片付いてて驚愕します。
事業は、要となるタイ人獣医師がまだ見つかってないので本格的に動けないのですが
きっと然るべきタイミングでの巡り合わせがあるのだろうと粛々とその他を整えています。
早く私自身もビザステータスを変更してライセンスの関係で手は出せないけど、各国の診察室と診察室をつないで通訳やサポートとして臨床に舞い戻りたいとは思っているのですが
事業は私のドリームビジネスで、人海戦術の業界がかかえる仕組みが変わる一助になれればとも思っているので
焦らずいきます。

#バンコク生活
#海外育児
#世界の診察室をつなぐ


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