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IgA腎症の治療について#tsunaの闘病きろく5



治療のため入院したtsunaさん。
まずは治療方法について。
#tsunaの闘病きろく5



先月、IgA腎症のための治療で10日間、入院しました。入院記録はまた次の記事で書きたいと思います。まずは、治療法について。

IgA腎症の治療方法は
「扁桃腺摘出」+「ステロイドパルス療法」の併用療法

です。これが現在、IgA腎症のスタンダードな治療法だそうです。先生からは、扁桃腺摘出だけでも、ステロイドパルス療法だけでも良いが、1番のおすすめは2つやることと言われたので、最短で同時にお願いすることになりました。


腎臓病なのに、なぜ扁桃腺なのか?


そもそも、IgA腎症はIgAが異常に生まれて、腎臓を攻撃してしまう病気です。近年の研究で、扁桃細胞の中で異常なIgAが生まれることが明らかになったそうで、扁桃腺摘出は異常なIgAをつくらないようにするための手術なんだそうです。

扁桃摘出同時に行うステロイドパルス療法は、
血液中や腎臓に存在する異常なIgAをステロイド薬で抑え込む治療です。大量のステロイド薬を1回2~3時間、3日間、点滴します。 約7ヶ月で、3クール行います。さらに、自宅でもステロイドの服用を行い、だんだん量を減らしていくそうです。



ステロイド服用の副作用
としては、
下記が挙げられます。

①易感染性
免疫力が低下するため感染症にかかりやすくなる。
手洗い、うがい、マスク着用、人混みを避けるなど感染症対策が必須。
②糖尿病、高脂血症、高血圧
過食をしない、塩分制限などの食事療法を行う。場合によっては、糖尿病・高脂血症治療薬や降圧薬を内服する。
③消化性潰瘍
胃や十二指腸に潰瘍ができやすくなる。胃酸分泌を抑制する薬や胃粘膜を保護する薬を内服する。
④骨粗鬆症
骨が脆くなりやすいため予防薬を内服する。
⑤満月様顔貌(ムーンフェイス)
脂肪の代謝障害により起こる。ステロイドの減量で改善する。
⑥精神症状
不眠症やうつ病になることがある。
重症な場合は抗うつ薬を内服。
⑦その他
白内障、緑内障、ステロイド筋症、生理不順、痤瘡など。

耳鼻科での扁桃腺摘出が7日間
転科して、腎臓内科で3日間のステロイドパルス療法
合計10日間が、入院日程となりました。



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