#175 【スポーツ】映画『Air/エア』で再確認したスポーツブランドの魅力(実用性&ストーリー)
新しい映画がすぐにAmazon Primeで見れて便利な世の中になりました(笑)
一方で、映画離れの加速に繋がってしまうのではないかと危惧している<映画は映画館で観たい派>です。
TOHOシネマズは、6月から一般料金が2000円に値上がりするので、なおさら映画業界の衰退が心配です。
今後もレイトショーやシネマズデー(毎月1日、14日)、前売り券にお世話になると思います。
といいつつ、良作であれば映画館、Amazon Primeで<何度も観てしまう派>です。
とくにアクション系の映画は、映画館でしか体験できない音響や巨大スクリーンの大迫力を求めて映画館に足を運びます。
■映画『Air/エア』を見直した感想
見直してみた感想はズバリ
『エア・ジョーダン シリーズが欲しい!』です
ミーハー気質があるのですが、シューズやブランドへの収集癖は持っていませんでした。
しかし、この映画を観てスポーツブランドの歴史やコンセプト、社訓などのストーリーを知ってしまうと欲しくなってきました(笑)
この作品の初見の感想は、下記の記事でも書きました。
#168 【映画】エアジョーダン誕生秘話と企業理念”Just Do It.”『Air/エア』
この作品自体は、ヒューマンドラマ/サクセスストーリーなので、Amazon Primeで見直すことができたのは感謝です。
ただ、思わずにはいられないことがあります。
配信されるのが早すぎないですか!
2023年の4月中旬に映画館で観たばかりな気がします(笑)
■スポーツブランドの魅力
①実用性
毎日使うようなものや使うシーンが明確なものというのは、実用性が不可欠だと思います。
スポーツブランドであれば当然求めるのは運動するときや使用感です。
膨大なデータをもとに多くの人が使いやすいように設計されていることが多いのではないでしょうか。
②ストーリー
だれかに話したくなるようなストーリーを持った会社や商品というのは欲しくなります。
現在は知名度が抜群に高いナイキ。
そのナイキについて語ることのできるストーリーを知ってしまうと、その商品自体を手元に置いておきたい。
飲み会の席や仕事の合間、友人との雑談などでついつい話したくなることもあると思います。
■『Air/エア』から学ぶマーケティング
営業マンの熱意と執念
どれだけ物がよかったとしても、それを選ぶかどうかを決めるのは人です。
作中では、商品ブランドの知名度や待遇が圧倒的に有利だった競合の他社ブランドに勝ったナイキ。
他社のブランドはコンペで自社のシューズの良さや待遇、契約金ばかりをマイケル・ジョーダンの家族に対してプレゼンしていました。
しかし、ナイキがコンペで勝利した要因は、まったく別のところにあったと思います。
・マイケル・ジョーダンのプレーに対する熱意を母親に熱弁したこと
・シューズの機能性ではなく、マイケル・ジョーダンの未来を語ったこと
・その未来で自社のシューズがもたらす可能性や影響力を語ったこと
・カラーリングや契約金に対する暗黙のルールや常識を破る行動をしたこと
など他社ブランドとは異なるプレゼンをしていたことだと思います。
他社ブランドや他のトップアスリートを徹底的に研究して、分析したからこそのプレゼンだったと思います。
作中ではあっという間に展開されていましたが、想像している以上の時間と労力を情報収集や分析に使っていたのではないかと思います。
■さいごに
スポーツブランドに限らず、ブランド物の相場は値段が高いです。
それでもそのブランドが欲しくなる心理は、実用性とストーリーとちょっとした自慢ができることにあると思います。
お気に入りのブランドがまだない方は、そのブランドのことをまず調べてみると好きな物語に出会えるかもしれません。
私自身、サクセスストーリー、ヒューマンドラマを観たくて本作『Air』を観ました。
しかし、映画を鑑賞した後はナイキのブランド物にばかり目がいきます。
友人がナイキ商品を身に着けていると、無意識のうちに目が向いてしまったりします。
..........見事にそのマーケティングにハマってしまったのかもしれません(笑)
もちろん映画で語られたすべてが事実だったわけではないと思います。
映画用に脚色された部分や誇張されたシーンがあったとしても、
事実に基づくストーリーであり、そこに込められていた企業の努力や執念は本物だったのではないでしょうか。