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#19【心に刻む日本の文化】相手への敬意を忘れず、喜ばれるおもてなし
前回に続いて、外出自粛期間中に見てよかった【日本の文化】をご紹介します。
◆ラグビーW杯in2019日本大会◆
「ONE TEAM」で話題になったラグビーW杯
日本代表が上位ランカーのアイルランドに勝利したことでも話題になりましたが、それと同時に各国が日本国民の人間性についても絶賛した大会になりました。
各国選手、HCも日本大会を「謙虚で歴史的な開催国」と称しています。
どんな場所でもチームを歓迎する日本人のおもてなしに感激する外国の方が続出しました。
アジア初開催のラグビーW杯
2019年大会では日本代表チームが8強入りした快挙のほか、日本人や他国の人との「おもてなし」が多くの話題が取り上げられていました。
・ニュージーランド代表を「ハカ」で歓迎
・ウェールズ代表を国歌で歓迎
・サモアの国歌で歓迎
・各国代表による試合後の観客席へのお辞儀
・イタリア&ナミビア代表がロッカールームを清掃
・カナダ&ナミビア代表が台風の被災地でボランティア活動
・試合後には勝敗に関係なく、相手チームとビールで乾杯
など
2019年の大会は、台風の影響で開催中止も危ぶまれながら開催されました。大会開催直前に様々な地域に傷跡を残していただけでなく、大会開催中も台風の影響で中止になった試合もありました。
国際大会ではホスト国以外の国際チームも歓迎しつつも自国を応援するのが普通でした。
しかし、日本人が各国のユニフォームを着て、自国とおなじくらい応援している姿が世界各地で称賛されていました。
自国のユニフォームを着て応援する日本人に感謝を伝えたいと、試合後ピッチに整列し、お辞儀をする代表チームが続出したことも話題となっていました。
ラグビーが持つ精神性が注目された大会
「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊重」という五つの価値観に加えて、「ノーサイド」の精神があります。
対戦相手だけでなく、審判、運営スタッフ、観客すべてに対して尊敬する精神が大事にされています。
そのため、試合中には勝利のために全力でプレーしていきますが、試合が終われば敵、味方関係なく一個人として尊敬と敬意を持って交流します。
1人がチームのためにできることを考えて行動すること、相手への敬意を持ってコミュニケーションをとること、相手が喜ぶことを考えて実践していくこと、それらを注目されたのが2019年の大会だったのかもしれません。
コロナ禍においても【ONE TEAM】を大事にしていきたいと思います。