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#51【企業・経営】地域に愛されるアイス『ブラックモンブラン』の経営戦略について。

先日、経済誌『ダイヤモンド・オンライン』を読みました。
九州出身の方にとって、お馴染みの会社『竹下製菓』をご存知ですか?

主力商品である
・ブラックモンブラン
・ミルクック
・トラキチ君
・おゴリまっせ
を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

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これらは、ご当地で人気のあるアイスというだけではありません。
世の中の経済状況が変化しているなかで、販売戦略や経路を変えていく経営者の決断がすごいと思いました。

ブラックモンブランについては以前、こちらの記事でもご紹介させていただきました。

九州で50年以上愛されてきたアイスがついに関東進出

竹下製菓といえば、創業100年以上の歴史を持っている老舗企業です。
現在は5代目に当たる竹下真由さんが経営者を務めています。
近年は競合他社が増えたり、自然災害に見舞われたりと立て続けに経営不振に直面していたようです。

そんな逆風が吹くなかで、関東に新しい拠点を設けて販路拡大のために投資をしたりしています。

ブラックモンブランが消費者の関心を集める戦略

九州出身者で地元以外で働いている人にも、ブラックモンブランを手に取ってもらい、その家族や友人、周りの人たちへとファンの輪がさらに広がっていくことを期待しているそうです。

九州出身以外の人にとっては、知らないアイスかもしれません。
その分、九州出身の人たちが自然とアンバサダーになって多くの方に口コミで普及することが、CM以上にアナログで宣伝効果を生んでいます。

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豪雨被害やコロナなどの自然災害にも見舞われ、会社自体はもちろん、従業員の生活にも支障が出ていました。
より大きな企業成長のために、「新アイデア」「戦略的投資」「継続性」などに取り組む経営姿勢。利益を生み出すのは、商品や会社への愛情・感謝です。多くの利益を生み出し、それを従業員に還元していくのだと思います。

昔は単純に美味しいアイスというイメージでした。
しかし、自分自身も仕事に就いて働いたり、起業を目指していると、そういった経営努力や理念にも興味が湧きます。

地域に根付き、愛されていた会社とアイスが一日も早く関東でも愛される日を心待ちにしています。

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