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#161 【スポーツ】走る格闘技!理性と本能で闘うインド発祥の競技「カバディ」

「カバディ」というスポーツをご存知ですか?

日本でもマンガやメディアで取り上げられているので、徐々に知名度も上がってきていると思います。

日本では<マイナースポーツ>としてのイメージが強いカバディですが、
インドやバングラディッシュ、パキスタン、ネパール、スリランカなどの南アジアでは、クリケットに次ぐ2番目に人気の高いスポーツです。
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●カバディとは

競技中に「カバディ、カバディ、カバディ...」とつぶやき続けなければならないルールがあることは有名です。
私はそれ以上のルール内容については、マンガ『灼熱カバディ』を読んでから知りました。

1チーム7人がコートに分かれて、7対7で攻守交代しながら獲得した点数で競います。男子の試合時間は、前後半20分、途中5分の休憩をしながら、攻守交代を繰りかえします。
格闘技以外では珍しく体重制限があるため、体格に恵まれた選手は試合前には減量することもあります。

攻撃側の選手が、相手コートにいる守備側の選手にタッチすると点数を獲得することができます。試合終了時、ポイントが高いチームが勝利することになります。

<攻撃側(レイダー)>

攻撃側のチームは、レイダーと呼ばれる攻撃者1人だけが相手コートに入ることができます。

そのレイダーが相手コートに侵入して点数を稼ぐことができる時間は決まっていません。「カバディ」と言い続けている時間内だけ相手コートにとどまることが許されます。
守備側の選手にタッチして、自陣であるコートに戻ることができれば点数を獲得できます。守備側の選手にタッチしても、守備側の選手に自陣のコートに戻ることを阻止されたら点数を得ることができません。

阻止されたレイダーはコート外に出なければならず、味方チームが点数を獲得するまでは試合に戻ることができません。
限られたコートの中で相手チームの動きを予想したり、誘導したりするなどの駆け引きの多いポジションでもあります。
「カバディ」という言葉に意味はないそうですが、つぶやき続けるタイミングやリズムで相手選手の動きを読む技術もあるそうです。

<守備側(アンティ)>

守備側のチームは、アンティと呼ばれます。アンティの目的は相手レイダーに点を取らせないことが最大の条件です。

相手選手のタッチを避けるか、レイダーを攻撃側のコートに戻らせなければ点数を取られることもありません。
アンティが敵レイダーを守備側のコートで捕まえることができれば、守備側のチームが点数を獲得できます。
レイダーが自陣に戻ることを阻止するために、手や足を捕まえてコートで倒します。

レイダーの攻撃を避け続けるだけでなく、わざと敵レイダーにタッチさせてから、守備側のチームプレイで攻撃側の選手を捕まえることが可能です。
そのため、個人のパワーだけでなく、連携して捕まえる技術を磨く必要があります。

●カバディの起源

約2000年前のインドで、猛獣を取り囲んで、武器を持たずに素手で捕まえるという狩りがカバディの起源がといわれています。

日本では知名度の低いマイナースポーツですが、世界的には競技人口が1000万人を超える大人気スポーツでもあります。

●カバディの歴史

「走る格闘技」や「闘う鬼ごっこ」とも呼ばれているカバディ!

チームメンバーと協力して、相手チームの選手にタッチすることで点数を獲得していくチームワークが求められるスポーツです。
一見すると単純なスポーツのようにも感じますが、攻守ともに一瞬一瞬の駆け引きがあるので、知力と体力どちらも必要となるスポーツでもあります。

●カバディを知るために

その魅力や醍醐味に興味を持った方には、次のマンガと動画がオススメです。

①【マンガ】灼熱カバディ

「不倒」と呼ばれたサッカープレーヤーの宵越(よいごし)。
しかし、チームメイトとの確執からスポーツから遠ざかっていました。

そんなときに出会ったのが、倒れないことが勝負の鍵になる「カバディ」。そこで出会う世界組の選手たち。そこで再燃する宵越の勝利への渇望!

めちゃくちゃ熱いスポーツマンがです。

②【YouTube】Fischer's(フィッシャーズ)

人気YouTuberのFischer's(フィッシャーズ)によるカバディの体験!
リーダーのシルクロードもマンガ『灼熱カバディ』の影響で挑戦している企画です。

カバディの日本代表からわかりやすいルールを学びながら初チャレンジしています。
※本来は重量制限ありますが、この動画では120kg超えのンダホも参加!

●まとめ

マンガでカバディのルールや選手の立ち回りを知りました。
その後、動画で試合を観てみると、マンガに負けない攻守のスーパープレーを楽しむことができます。

日本国内でメジャーなサッカーや野球にも劣らない、シンプルだけど奥深いスポーツです。

参考
日本カバディ協会

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