我が家のお小遣い事情
我が家のお小遣い事情について以前Threadsで書いたのですが、こちらでも書いてみようと思います。
Threadsに書いたのは昨年の6月だったので、色々変化しています。
お小遣いの考え方の変遷
「お年玉」をもらったらまず親に預ける。
そんな子ども時代だった私。使うのに許可がいる。
残ったものは「貯金」そういう感覚だった。
息子や娘にも私の子どもの頃の感覚でお年玉なども私が預かっていた。
私の中で、いつも葛藤があった。
どんな葛藤かというと、子どもたちと一緒に買い物に行った時に「これがほしいから買って」と言われる時だ。
「買ってあげたい」
「いやそれは甘やかしだ」
この2つの考えの葛藤だ。
私にとっては苦しい葛藤だった。
買ってあげたらあげたで、甘やかしてしまったと落ち込む。
買わなかったら買わなかったで、子どもの悲しい顔を見て落ち込む。
息子がまだ幼かったころ、「お手伝いをしたら1回十円」と言うルールのもとにお小遣いをあげていたことがあった。
息子も頑張ってお手伝いしてくれていた。
そのころお小遣いの使い道について、結構口を出していた。
息子が欲しいと思うものが私から見たら無駄に思えて「無駄遣いだ」といっていた。
今思えば「それはあなたの価値観ですよね。」とあの頃の私に伝えたい。
これでいいのだろうか・・・と悩み始めた。
【息子】月給制にする
まず、息子から始めてみた。
1ヶ月のお小遣い額を私たち大人が決めるのはやめて、息子にどんな仕事(家の手伝い)ができて月にいくら欲しいのか考えてもらい、プレゼンするミッションを課した。
息子からは
・洗濯物の取り込み(毎日)
・共有する洗濯物を畳んで片付ける(毎日)
・米とぎ、炊飯の準備(毎日)
これで月3000円
と提案があった。
まだ中学に入る前だったので、それくらいで始めてみようかと言うことで月3000円で決まった。
そのお小遣いの中から、息子のPCのモニター代とLINEミュージック代を出すことになっていた。
残金は好きに使っていいことになっていた。
ためてガンプラや漫画を買ってることもあったし、友だちと遊びに行く時の自由に使えるお金になっていた時もある。
そして昨年の春、息子から値上げ交渉があった。
・洗濯物の取り込み(毎日)
・共有する洗濯物を畳んで片付ける(毎日)
・米とぎ、炊飯の準備(毎日)
・週末の風呂掃除
・たまに娘の学童お迎え
これで月5000円と。
この交渉についても私たち大人は納得して受け入れた。
この頃にはPCのモニター代は完済。
新たにブルーレイプレーヤーを手に入れたため、返済スタート。
LINEミュージックは継続中。
ゲームの課金をしたい時には、自分の小遣いを大人に渡して課金している。
お年玉の管理も息子に任せるようにしている。
大人側としては、家族でのレジャーの際の自分が欲しいものは全て自分のお小遣いで買う、と言うスタンスで行くようになり、私自身の気持ちがとても楽になれた。
【娘】月給制にしてほしいと言ってきた
息子のプレゼンを聞いていた娘も月給制がいいと言ってきた。
その時の話がThreadsに書いたことだ。
「私ができるお手伝いは洗濯物畳むのと玄関の整頓」と。
「いくら欲しいの?」と尋ねると
「100円!」と。
今でもあの光景は忘れない。
息子と目が点になった。
1年生になりたての娘、可愛い😍
その100円と今まで貯めていたお小遣い200円計300円を握りしめ、やりたかったクレーンゲームへ。
正直クレーンゲームで取れたことがない私は「無駄」と思ったが、その言葉は飲み込んだ。
娘が経験すればいいこと、と。
1回目・・・つかんだけど落として取れず。
ここで止めるのかな、と観察。
2回目やる!(やるんかーい、と心で突っ込む私)
・・・再度つかむが落として取れず
止めるのかな、と観察。
3回目・・・やる!(まじか?!)
・・・再度つかみ・・・
ゲットーーーーーーーーーーーーーー!!
こんなことあるの?と信じられなかったけど
娘の根気強さに驚かされた一件でした。
後日、お小遣い握り締め同じようにクレーンゲームやったら取れず
撃沈↘︎
そんな日も、お小遣いなくなったから終わりだね、の言葉と共に娘の悲しさもぎゅーして受け止め、私の心は平和だった。
数ヶ月経った頃、やっぱり100円では足らないと交渉してきた娘。
お金の価値が少しずつわかってきたんだね。
今現在は
・自分の身の回りのできることは自分でする
・洗濯畳む
・玄関掃除
・たまに食器洗い
これで月800円に引き上げになりました。
お年玉は一緒に使い道などは考えて、貯金箱や銀行口座を活用しています。
子ども主体のお小遣い制度
お小遣いの考え方は色々あると思うが
私にとっては子ども主体のお小遣い制度が、気が楽でいい。
無駄遣いかどうかは人それぞれの価値観だし、子ども自身が経験することでどうしていくのがいいか考えられることが一番。
それを観察するのも楽しい。
この形が決まりと言うわけではないし、これからも子どもたちからの値上げ交渉は続くだろう。
この値上げ交渉もとても楽しみだ。
こちらは仕事に励むこととしよう。