しめじは私の好みじゃありません。
あなたの好きなものは何ですか?
反対に、嫌いなものは何ですか?
私はしめじが好きではありません。
嫌いではないです。
苦手という表現が当てはまります。
何故なら、クリームシチューにいるしめじは他のキノコに劣ることのない適役だからです。
あの苦さが少し苦手です。
ですが、やはり適材適所だということは認めざるを得ません。
正直、反しめじ派として、これは悔しいです。
ここ10年間、私が疑問に思っていることがあります。今日はそれについてお話ししたいと思います。
中学1年生の時に、部活の同輩が25人いました。
知ってる単語だけを使って感情を吐き出してしまう年齢だったと思います。
知らぬ間にできたグループ間では、何故かいつも意見が対立します。
「◯◯は嫌い」「◯◯はうざい」
必ず、誰かしらその言葉を使います。そして、同調して他の人も「嫌い」「うざい」という言葉を口にします。
何気ない一言は心に刺さるものでした。
ですが、未だに私の周りでこの表現をする人を見かけます。
私たちの感情は1か0で表現できるものでしょうか。
感情は27種類の要素で構成されています。
それぞれが単体で生まれることはなく、それぞれの組み合わせで生まれそうです。
その数、2,185個だとか。
私は他のnoteで書いたように、自分の感情に疎い人間です。
その理由として、「自分の感情につけてあげる名前がわからない。」ことが挙げられます。
言霊の力を信じているため、間違えた表現は好みません。
私の知っている感情は2,185個のうちの数個程度です。
感情と言葉の組み合わせを的確に感じ取ることができないのです。
私は他の人々と比べて語彙力は多くないので、みなさんが私と同じだとは思いません。
ですが、いかがでしょうか。
みなさんが言う「嫌い」「うざい」は、本当に「嫌い」「うざい」なのでしょうか。
ある人が「嫌い」なのは、その人が自分と異なる考えの持ち主だから。その人は自分の弱点を強みとして持っているから、自分と似ているから...etc
ある事が「嫌い」なのは、上手にできないから。失敗を認めたくないから。誰かに指摘された事があるから...etc
絶対とは言えませんが、恐怖、敗北感、自己嫌悪、コンプレックスなど色々な理由があるはずです。
「嫌い」とひとまとめに表現するのは簡単です。
ですが、「嫌い」にも様々な理由があって、その「嫌い」が何かを考えることが大切だと思うんです。
少し向き合うだけで、見えるものが変わるかもしれないんです。
「好き」と「嫌い」、「1」と「0」の間には様々な表現や数字があります。
自分の感情をのぞいてみたり、相手を別の視点からみてみると、違う感情に出会えるかもしれません。
少し息を吐いて、自分を見つめてあげるだけで皆さんの世界が少し広かると思います。
これをきっかけに、「好き」と「嫌い」の間に「苦手」というカテゴリーを増やしていただけたら嬉しいです。
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