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SMC PENTAX FA645 80-160mm f4.5で撮るバラたち

スマホがいよいよ熱を持ちすぎてバッテリーの寿命を感じざるを得ないのでnoteですら重いという現状を抱えています。Svenです。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

カメラは重いと言われるのが通説ではありますが、中判デジタル(という呼称は時々怒られるので4433機と言いましょう)はそれは通用しません。

今回はカメラ界隈でちょっとだけブームになった?かもしれない(多分ぽっと出の勃興)645DのレンズSMC PENTAX FA645 80-160mm f4.5について語ります。

Ⅰ. 便利ズーム?

PENTAXのレンズにおいて特に中判のレンズは昔から評判もよく画質や取り回し、解像感などが評価されていました。すべてのレンズがそうとは限りませんがおおむねは満足できる画質をフィルムの世界で表現できていたといっても過言ではないでしょう。

しかし現代、お世辞にも中判フィルムはメインの市場とは程遠くあくまでも「趣味や一部の特殊な業務形態で使用するメディア媒体」として見られることは多くなりました。時代ですね。

FAのレンズは主にPENTAX 645Nや645NⅡなど645シリーズに向けて開発されたレンズ群です。基本的にはレンズは普通に645フルに対応しています。

Ⅲ. 作例

作例を見ていきましょう。すべて645Dの撮影で編集がされています。のちにJPEGの未編集撮って出しを掲載するのでそちらはお待ちください。

特に画角や構図は意識していませんが、これを見てかなりボケるというのはすでに理解していただけるでしょう。

白鳥とこどもの像。旧向ケ丘遊園の跡地、生田緑地バラ苑として現在もボランティアや募金を通じて維持管理されています。ボケはうるさすぎず程よくボケてくれますね。

フローラ像。15周年を記念して朝日新聞が寄贈しました。ちなみに向ケ丘遊園の再開発事業はがっつり頓挫しているようで、当初は2016年ぐらいに地元で話を聞いていて2023年に複合温泉関連施設になるとか言われていましたが白紙、現在でも山の成形など工事はしっかりと続いていますが、あまりはっきりと計画について公表はされていません。
というのもあの土地は小田急電鉄の土地が大部分を占めるため小田急の判断によって今後の活用例が変わってきます。ですが、すでに東急とも過去の友好関係から協賛をおこなおうとしているなどのうわさを聞いたりしています。噂ですよ、うわさ。

今年の秋は川崎市と地域に関係している企業や鉄道会社など様々な企業が緑地事業の一環事業として大いに開催されたため、秋篠宮家の佳子さまも来苑されています。

バラは意外とイギリスのバラが多いのかと思いきや、ドイツのバラが多くあったりします。逆に当時有名だったフランスのバラは少ないです。

バラと言えばフランス。かの皇帝ナポレオンの妻が非常にバラが好きだったことは有名でしょう。え、知らないですか、、では少しだけ。

フランス、マルメゾン城に住んでいたナポレオンとその妻ジョセフィーヌですがジョゼフィーヌは特に花でもバラが好きなことで有名です。世界史や一部のフランス語雑誌に書かれていたりします。ぜひ気になったらフランス語を習得して読んでみてください。頭の良い皆さまなら余裕でしょう。。

フランス語は実際ドイツ語とあんま変わらんぐらい覚えやすいので覚えておくとバラなどの花にも由来があるものを発見できたりすることもあります。意外と日本にも浸透している語もあるので、、(ほら、医療用語はドイツ語、スイーツ、お菓子、食べ物はフランス語多いっていうじゃん?)

話がそれましたね。そんなジョゼフィーヌはバラに関しても特に新種を多く作り出していて、その数が200ともいわれています。

当時鎖国、鎖国解除など割とまだお堅い日本の時代になんとジョゼフィーヌはわざわざ日本の花をフランスに持ち込んでいます。そう紫陽花。紫陽花は日本固有で当時のフランスでは非常に珍しい青色の花であったことから興味を持ったようです。それもまあ、バラは青が作れないのが関係しているのかもしれませんね。ここら辺私は知識がありませんのでよくわかりませんが、、

バラと言えば赤ですが、皆さんは自然のバラは日常あまり見ませんよね?
実はバラ、あれだけ刺々しい茎を持ちながら実際は外部環境にとても弱い、ですので日本の暑さや湿度ではすぐに枯れてしまうのです。

フランスでも最近は地球温暖化の気温上昇が災いしかなり多くが弱ったりしてしまったなどの口コミもあります。日本の場合は冬場はどうしても寒すぎるためビニールハウスが必要になる場合もあるのですが、夏場逆に熱くなりすぎて解ける事象も発生してしまう。人間と同じで、暑すぎても寒すぎてもダメなのです。

そろそろレンズの話に戻りましょう。レンズのボケはさることながら、若干気になるのはシャープネスの弱さ。やはりズームレンズという特性上、若干フレアっぽくなることやシャープネスが失われることがあります。
でもコントラストはやはりPENTAXらしくしっかりとしています。

1枚200MB。すごい時代になったもんだ。元のデータ何てPowerPCとか9821で開こうとした瞬間に落ちそうだ。

ただそれも一部の話、ばりばりのF11まで絞った上の写真は葉の一つ一つまでしっかりと解像するぐらいシャープで上質になります。絞れる程度の比較的光量の多い場所での撮影は絞ってしまって解像感を出すのが自分好みではあります。
ちなみに小さく書いていたメモリの話ですが、このnoteを作成するときにこのページのメモリは3.8GBも使用してました。すごいね。

等倍の切り取りです。noteでは圧縮があると思うので、、

ARTで少しシャープ感を出すことができれば結構質が良くなります。ちょっと黒つぶれしているようにも見えますが悪しからず。645Dはこの程度の黒つぶれは余裕で救済できます。

色収差はほとんど皆無に等しいといってもいいでしょう。少なくともバラやこの枝の撮影の時に気になることはありませんでした。ごくまれに逆光など条件が悪いとでてくる可能性は否定できない、というぐらいなのでまず心配はいらないでしょう。

まだ作例は少ないですがもう少ししたらまた増えてくると思いますのでできれば掲載していきます。

250118作例を追加しました。いわゆる絵画調の大変陳腐でへたくそな現像の方です。未編集の物はもう少しお待ちください。まあ今はもう少し勉強したのでここまでド派手なものはあまり作りません、それこそ645Dのアイデンティティが失われてしまいます。

逆光に近い環境化ですが特にフレアなどはありません。
こちらは順光。
コントラストがどぎつすぎますね、現像の腕がまだまだ足りない時の物です
ぎりぎりこれぐらいが許容範囲と言えるところでしょうか。
本来はこれぐらいの色が現実色です。
これも同様に濃すぎますね。
こちらの方がほんの少しコントラストを落としていた気がしますが、もっと抜いてもいいかもしれないですね。
もしかしたら違う55mmのほうかもしれないですが画角的に多分当noteのレンズで間違いないかと思い、掲載します。
これは逆に振りきって絵画として飾るとかフィルムの極端な色に振った状態を意識したものです。

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