AF zoom NIKKOR 35-135mm f3.5-4.5という便利ズーム
このnoteたちではよく便利ズームやAFのご先祖ズーム的なレンズを良く紹介するのですが今回もその類になります。宣伝になっちゃってくどいですが興味のある方、ぜひ。
まあだいぶニッチな部類ですのであまり広まらないっていうのもありますが。。
ニコンAFズームレンズの熟成
ニコンのAFズームレンズはNikon F-501の発売に伴い始まりました。初めは標準的な2倍ズームのAF zoom NIKKOR 35-70mm f3.3-4.5から始まり初期のレンズはAiレンズをそのままAFレンズへと改造したもの、に近いものが多く存在しました。
今回のレンズもそれに同じ。もともとはAiレンズ時代につくられたレンズをAFレンズ用に再構築したものです。そのため大体のレンズが直進ズーム式レンズを採用しているものですこし使い勝手は古さを感じる部分があります。
入手経路と購入経緯
上のブログにもある通りミノルタの神ズームレンズ28-135mm。開放F値f4-4.5でありながら28mmの焦点距離の実現でかつ当時300mm f2.8の次に高いというMinoltaで一般販売の中で二番目に高かったということもあり手の入りようが血がかったのです。
そこにロマンを感じて中古屋で購入したのですがミノルタのマウント以外でも同時期のレンズを比べて見たく、それならNikonだろうとこのレンズを購入しました。
ネットでの情報では当レンズは1984年、ミノルタは1987年とありますので若干差はありますがおおむね同時期としてみます。
購入経緯はやはり地元のハードオフ。いつもの店長気まぐれセールで28-70mm f2.8が3000とかⅣsb改が15kとかになるお店です。徒歩圏内にあるのが悪いといわんばかりの言い訳をしながら1.5Kをはたいて購入。バルサム切れの始まり、カビが外側に少しあるものですが光学上ほとんど影響はありませんでした。ただかびはなんともねえ、、掃除したい。
作例
とりあえず作例と行きましょう。編集はART。レンズ補正、フリンジ補正は行っていません。
以下の写真も条件は同様ですがあまりのファイルサイズの大きさでnoteが対応できなかったため圧縮したものになります。(noteは元のデータが大きくても公開時に適切に圧縮されるため、皆さんが大量のモバイルデータ通信を行うわけではありません。)
お世辞にもよく使えるレンズというわけではありません。歪曲は特に強く、建物がぐにゃぐにゃするイメージです。
それに隅の流れもなかなか強烈でF16ぐらいまで絞らないとなかなかかっちりとは写ってくれません。
重さはやはり感じますが準広角(今は35mmを広角というのか)から中望遠域をカバーするレンズではあるのでなかなか使い勝手の良いレンズです。
画質は良いとは言えないものですが、手軽なスナップ用レンズとして持ち出すのもありではというレンズです。