3月9日に母を想う
3月9日、両親の結婚記念日。32年目の結婚記念日を迎えられずに先月、母は亡くなりました。1ヶ月経っても、まだ実感は湧かない。けれど日常は当たり前のように、いつも通りにまわっていく。いつもと変わらない毎日を過ごしています。
はじめてのひとりで迎える結婚記念日に、父は寂しいと言いました。強がりというか、面倒見がよくて周りに心配をかけないタイプの父は普段そのようなことを言うような人ではありません。溢れることは言葉になるんだなと。
レミオロメンの3月9日が発売された年、感情の豊かな母が結婚記念日の曲だと、とても喜んだことを覚えています。
私が産まれなければ母は病に悩むことなく、もっと豊かな人生になったのではないか、どこかでそう思いながら生きてきました。これからは私を産んでくれた母に感謝をしながら、母にしてあげられなかった分まで私の周りにいるひとたちの人生を少しでも豊かにちょっとでも幸せにできる人でありたいなと思っています。
レミオロメンの3月9日を聞くと母のことを想い出すのだろうなと思って、歌詞を見たら目から雫がとめどなくこぼれてきて、溢れてしまったことを文字にしたくなったのでした。3月9日は命日と同じくらい母を想う日になりそうです。この先もきっと母は私の隣でそっと微笑んでくれるでしょう。
イヤフォンをしていても音楽を流すのを忘れるくらい音楽を聴く習慣がないのですが、誰かを想い出す曲があるのは素敵なことですね。
誰かを想い出す曲、ありますか?