小アルカナ(ソード)の意味とキーワード
風火水土の四大元素のうち、風の属性を持つカードです。知性に関連し、大アルカナの1である『魔術師』と同様に、これまで練られてきたエネルギーが極まって、新たな物事がはじまることを告げています。
小アルカナのソードはこの意味やキーワード以外に、日常生活における問題や障害などを表しているという背景を考慮して考えることが大事になります。
・ソードの1
【基本的な意味】
剣の上に王冠を頂く図柄で示されることが多く、これは、現在に至るまでの努力が、認められることを表します。
進路には危機が暗示されますが、対話によって回避することができるでしょう。すばやく、迷いのない決断ができる反面、感情を交えない姿勢が、他人の目には冷酷と映ることもあります。
【正位置の意味】
勝利と正義。口説く。略奪愛。力による征服。正々堂々とふるまうこと。悪事に対しては罰が課せられる。仕事・勉強の運を占う場合、挑戦することが吉となります。
恋愛や友情の場合、自分からリードしていくと成就しやすくなります。多くの場面で独裁者になりがちなので、人間性を忘れないことが大切です。
【逆位置の意味】
不正と混乱。人情なし。妨害。貪欲。無気力。判断力の欠如。健康運を占う場合は、生活習慣や治療法を再考する必要。金運の場合は、現在のマネープランでは失敗が予想されます。恋愛においては、片思いや好意の押しつけになりがちです。
・ソードの2
【基本的な意味】
価値観の違う二つの存在を表します。二本の剣を構えている人物の図柄は、目隠しをされ、どちらを選ぶか決めかねているように描かれていることが多い。剣が示すのは、陰陽、男女、昼と夜などの一対であり、どちらか一つが正しいということではありません。
現状は双方があってこそ成立していますが、片方を選ぶことで、もう一つに秘められていた可能性は消滅してしまいます。
【正位置の意味】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?