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「人材のブラックホール」の中は?IVRy入社ほぼ5ヶ月ブログ
こんにちは、IVRyの西尾です。
あまりの暑さに、趣味のロードバイクも全く捗らず、このままだと年内の走行距離の目標に全く届かなくなりそうです。これからリカバリします。
さて2024年4月に入社して、まもなく5ヶ月経過しようとしています。
ところで、最近IVRyが採用系のイベントで登壇したり、媒体等で取り上げられたりする際、「人材のブラックホール」というタイトルが付くことが多いです。
ちょうど自分がIVRyに入社するタイミングぐらいから言われ出している気がしてます。
「いろんな優秀な人が会社に吸い込まれるように採用されている」っていうことの比喩表現で、お褒めのお言葉なんだろうなと思ってます。
ありがとうございます!
ただ、ブラックホールというと、世代的にどうしても悪魔超人を想起させる微妙な表現で、ブラックホールって吸い込まれたあとどうなっているのか、よくわからんみたいなイメージを抱いてしまいます。
というわけで、実際にブラックホールに入ってみたらどうだったかを、自分目線で5ヶ月を振り返ってみたいと思います。
本当は6ヶ月とか1年のキリのいいタイミングが良いのですが、都合上5ヶ月にさせてもらってます。
まずIVRyとは
なにはともあれ、IVRyの紹介です!
IVRyはIVR(電話自動応答)を起点として、AI対話システムを開発・運営しているスタートアップの会社です。
こちらのサイト、今流行りのルーレットが体感できるので、
ぜひお越しください!
社員数は2024年7月末現在で100人を超え、オフィスも今年6月に東京三田に移転しました。
ちなみに大阪にも関西オフィスがあり、私はそこに所属してます。
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そしてお前はIVRyで何をやってるのか
私は、今はHRとバックオフィス(IVRyではHR&Governanceという言い方をしてます)の責任者してます。
「今は」そういう肩書きでやってますが、来年には違う役割になっているかもです。
あくまで、肩書は、役割に対してわかりやすいラベルでしかないので、会社に状況に応じて変わっていくという考え方です。
プロジェクト・サークル制という組織デザインもその思想で作られています。
ブラックホールの中で起きてること
では、実際にブラックホールの中はどうなってるのか。
私が4月に入社してからこの約5ヶ月間で、エポックメイキングなイベントや意思決定を経験しています。
全社合宿(箱根)
入社して1週間経たないうちに全社員での合宿に参加しました。
これからのIVRyで大事にしたい価値観とは何かディスカッションしたり、懇親会でがっつり飲み明かしたりで、会社と新しい仲間の解像度と距離を一気に縮めることができる機会となりました。
まさにKeep on Groovin'な体験でした。
バリュー改定
拡大していく組織において、もっとも重要なのはValueです。さまざまなバックグラウンドの人が集まってくる組織において、同じ方向を向いて進んでいくためには、大事にしている価値観を正しく言語化して伝えていくことが必要です。
合宿での社員みなさんの意見を元に、3つのValueを設定しました。
資金調達
同じく5月にシリーズCの資金調達を行いました。
この資金調達のタイミングで、IVRyがどのような未来を目指しているのか、19本のブログリレーを行いました。
https://note.com/ivry/m/m78bac4da7efd
資金調達の当日までの準備、交渉、当日以降のPRなど、本当にこの短期間でやり切った皆さんのGrab&Gritを目の当たりにしました。
社内情報流通プロセスのアップデート
社員数が増えていくにつれて、会社の戦略理解や、会社の意思決定の背景、Valueの浸透などの難易度が増していきます。
100人を超えた段階で、これまで月次で行っていた全社会議を、毎週金曜の夕方に行うこととし、内容もUPDATEしました。
全社で設定したOKRの進捗状況や、経営会議にあたる「Make it fun MTG」での議論内容の共有、プロダクトアップデート情報などの社員が知っておいてほしい内容から、Value賞の表彰まで、さまざまなコンテンツを用意しています。
そして、このMTGは飲みながら参加してもOKということで、ビールを飲みながらカジュアルな雰囲気で行われています。
バリュー賞の表彰の模様もNOTEに書いてありますのでぜひご覧ください。
そのほか、意思決定プロセスについても、4月以降大きくUPDATEしています。
社員数が7月に100人を超え、まさに部族から村へ変化していくフェーズで、そのための準備を整えていた期間でした。
他にも書けたり書けなかったりすることがてんこ盛りで、1年ぐらい在籍している感覚です。
入ってみたら実は・・・
そんな中、自分にとっては、入社前と実際に入ってからのギャップがあった
のも事実です。
ギャップ①すごい人がどんどん入ってくる
語彙力なさすぎな表現ですが、これ以上の表現がないです。
たくさんの社員の方が入社していただいているのですが、入ってくる人はものすごい経験をした猛者たちばかり。
質も量もスピードも高いレベルでの議論が多く、しかもこの5ヶ月間だけでもどんどんレベルアップしているのを実感しています。
正直、「自分がここにいて良いのか」と思うことはしょっちゅうで、なんとか食らいついていこうと頑張っています。
しかし、これだけ優秀な人と、今から組織を作っていくというフェーズを一緒にできる経験はなかなかありません。
ギャップ②目指している山が恐ろしく高い
ツールドフランスで例えると、入社前は、1級山岳ぐらいのステージかなと思っていたのですが、実際に入ってみると、超級山岳が連続してる感じです。
しかも、それを早く攻略しないといけません。
短期的には、T2D3の成長を実現するというところから、長期的には、これからの10年のAI社会を創り、21世紀の歴史に残る会社になりたいと本気で思っています。
去年の代表奥西のブログでは、「2020〜2030年代を象徴するソフトウェアカンパニー」みたいなことを書いてた気がしますが、登る山が上方修正されている気がしなくもないですが、これぞまさにBeyond the Wall。
いずれにしてもまだまだ、組織の能力をもっとつけないと、黄色いジャージはゲットできないというぐらい難易度の高いことをやっています。
もっと仲間を!
こんな感じで「ブラックホール」の中を簡単に紹介してみました。
約5ヶ月、IVRyで過ごしてみて、感じたことは、「事業」と「人」の双方に魅力があって、そこにはとても強い引力があるということ。
そして、その引力を継続し続けるために、「モーメンタム」を途切らせないい
ろんな仕掛けがあること。
急にオフィスでドラが鳴ったり、徐にボルダリングの壁を登る人がいたり、キャッチボールを始めたり、Slackで謎のスタンプが押されたり、一見「なんだこりゃ」みたいなシュールな瞬間もたくさんありますが、そういうこともひっくるめて全てモーメンタム、Keep on Groovin'につながっています。
HR&Governanceの責任者である自分の役割は、「組織の土台を作ること」
これから仲間が増えていく中で、ルールや制度など整備をしていかなければなりません。
その中で、Work is Fun を失うことなく、みんなで山を登っていける組織の土台を作っていきます。
でも、現時点では、全然土台できてないです!
現在約100人の社員がおりますが、ここから半年で50人近く新たに採用する予定です。
採用チームのメンバーが日々奮闘して、多くの仲間を採用していますが、再現性を出すための採用戦略やオペレーションの構築はまだ道半ばです。
また採用した人が活躍できるよう環境整備する組織開発や、事業を推進する現場で、一緒に事業拡大の伴奏してくれるHRBPも重要ですが、今の制度の運用や日々発生している課題への対応にHRも現場のマネージャも手を取られて、未来を見据えた土台固めがまだでいていません。
そして、山を登るためには、経営状況のモニタリングが重要ですが、経営管理をする体制も、まだまだで、数字を取りまとめる基盤中の基盤である経理も全然足りておらず、経営企画業務をしながら財務数値の報告や税務対応などを社員1人で行なっている現状です。
こんな感じで、HRとコーポレートの体制はまだまだ整っていません。
優秀な社員が在籍して、急激に成長している会社フェーズで、HRやコーポレート業務することは、、短い時間でさまざまな経験をすることができ、経験豊富な仲間からフィードバックを受け取りことができるので、自ら手を挙げてどんどん動くことができる人にとってはめちゃくちゃ成長できる環境です!
ブラックホールの中をもっと知りたい、成長環境って具体的にはどんな感じなんだろうという方、ぜひお気軽にカジュアル面談にご応募ください!
お話しさせていただきたいです!