ニュージーランドの一般家庭に滞在して感じた、日本の副業ブームの違和感
日本は本業の稼ぎや将来に不安が付きまとい
副業で稼ぐことがブームになっている。
ブログやライターは実際に私もやっていますが。
私は現在、ワーキングホリデーでニュージーランドに来ています。
そしてWWOOF(ウーフ)という仕組みを利用して、一般家庭にホームステイをしました。
その時に感じた、仕事・家族・時間・お金のことについて。
ニュージーランドでホームステイした先は、父・母・子供2人(中学生と小学生)の4人家族。
お父さんが毎日夕方5〜6時に帰ってきて、みんなで食卓を囲む。(しかも、お父さんの職場は車で40分離れてる。)
お母さんは在宅でベビーシッターをしている。
夕飯のあとは、テレビを見てリラックスして過ごす。
休日は多くの友人が訪ねてきて、話に花を咲かせる。
私は、この家族がとても満たされていて、人生をリラックスして楽しんでいると感じました。訪ねてくる友人達も同様です。理想の家族そのもので、結婚願望がなかった私も家庭っていいなと心動かされました。
ニュージーランドでは本業の稼ぎに安心感があり(多分)、家族との時間を大切に過ごす。
日本の現状と相反する環境を肌で感じて、
何のためにお金を稼ぐのか?
をきちんと考えないと
目の前の大切なものを見落としているかもしれない
と感じました。
副業で平日の隙間時間、休日の多くの時間を費やして
記事を書いて、SNSを運用して。
それはだれの為?だれがいつ幸せになる為?
今目の前にいる大切な人との時間は?
日本の社会に対する不安は多分ずっと私達に付きまとって、全員納得の解決策は見つけられないかもしれない。
でも、がむしゃらに副業を頑張ってる人は、一度立ち止まって考えてみて欲しいと思う。
例えば、
・将来の年金に対する不安→資産運用してみる
・会社が嫌で独立したい→転職は?
など。
究極、健康に気をつけて、何歳になっても細く長く楽しく働き続けられれば、何も心配いらないんじゃないだろうか。
社会の一員として承認欲求も満たされそうだし
もし万が一病気になったら、国の制度を活用すればサポートは受けられるはずだし
もっとみんなが何だか正体のわからない不安に追われず、希望を持って生きられる世の中になって欲しい。
けれどそれでは他力本願で何の解決にもならないから、
自分の時間の使い方は幸せか、見つめ直すきっかけにして欲しい。
この副業ブームで消耗してる人に届きますように。