ファクトフルネスを読んで
ファクトフルネスを読んで、私は衝撃を受けました。
自分が今の世界の正確な姿を何も知らないことと、
世界は良い方向にかなり進んでいることに。
かなり希望に満ちた内容でした。
一番印象に残っているのは、
わたしはそれでも希望を持っている。次の世代の人たちは、長い長いリレーの最終走者のようなものだ。極度の貧困との戦いは、1800年から続く、マラソンのような長距離レースだ。次の世代はゴールテープを切れるチャンスがある。バトンを受け取り、ゴールに駆け込み、ガッツポーズを取るのは、次の世代だ。このレースは絶対に完走しなければならない。
という部分です。私たちの世代か、その次の世代で、極度の貧困をなくすことができるとハンス・ロスリング博士が明言する。
すばらしいことです。私は、いつか国際協力という活動がなくなることも・極度の貧困がなくなることも考えが及んでいませんでした。それがもう目前まで来ているのです。
謙虚に、ファクトフルネスを実践し、世界のデータを正しく理解する力をつけ、希望を胸に進んでいきたい。
備忘録
ファクトフルネスとは
・分断本能:大半のひとがいるところを探す。(中間層が多いはず)
平均に注意する。重なり合うグループを分断しない。
極端な数字にも注意する。
上からの景色、実際には2ドルと4ドルの差はとても大きい。
・ネガティブ:悪いと良くなっているは両立する。
良い出来事、ゆっくりとした進歩はニュースになりにくい。
・直線:何にでも直線のグラフを当てはめないように。データはS字カー ブ、すべり台、コブの形、倍増といろいろある。
・恐怖本能:恐ろしいものには、自然と目がいってしまうことに気づくこと。リスクを正しく計算しよう。
リスク=危険度×頻度。恐ろしさはリスクとは関係ない。
・ただひとつの数字がとても重要であるかのように勘違いしてしまうことに気づくこと。数字は、比較したり、割合で比べるようにしよう。
80:20ルールで、まずは大きい項目に注目しよう。
・パターン化:分類を疑おう。行動の理由は宗教ではなく所得であることが往々にしてある。謙虚に、過半数・強烈なイメージに注意し、変だと思うことがあったら、もしかしたら賢いやり方なのか・なぜかと考えよう。
・いろんなものが変わらないように見えるのは、変化がゆっくりと少しずつ起きているからだと気づくこと。知識をアップデートしよう。
アフリカやアジアの国が世界をリードする日がくる(可能性)
・ひとつの視点だけでは世界を理解できないと知ること。自分の肩入れしている考え・新しい知識に固執しない。単純なものの見方と単純な答えには警戒しよう。
・犯人ではなく、原因を探そう。ヒーローではなく、社会を機能させている仕組みに目をむけよう。
・緊急で需要なことほど、正確なデータにこだわろう。深呼吸しよう。今決めなければならないことはめったにないと知ること。
・謙虚さと好奇心を持とう。
・最新の事実に基づく世界の見方を身に付け、変わり続ける世界の知識を常に自分でアップデートできるようになろう。
ドル・ストリート
http://www.dollar-street.org
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