有田内山のローカリティ
こんにちは!
灯す屋の佐々木元康です😊
今日は、灯す屋の取組みの1つをご紹介しつつ、先日の講演を聞いて考えてみたことを綴りたいと思います。
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少し過去に遡りますが、灯す屋は2020年春頃、「有田町空き家活用推進ネットワーク(以下、AAN)」というチームをつくりました🙌
メンバーには建築士や宅建士はもちろん、司法書士や行政書士、そして有田町役場も参加しています。
建築の専門家ではない灯す屋が、空き家の相談を受けてもワンストップで解決できるようにつくった仕組みです。
AANの主な活動の1つとして、毎月集まってミーティングをしています。ここでは、「1か月間に灯す屋が相談を受けた案件の共有(※個人情報の取り扱いは注意しています)」「空き家や移住等における全国の先進エリアの勉強会」などを行っています。
(過去のAANミーティングの様子)
私、このチーム本当に凄いなと思っているところがあります。
それは、本来は競合相手であるはずの不動産業者同士が、お客さんを自分のところで囲い込まずに「○○社さんのところにこのお客さんに合う物件なか?」という感じでオープンに共有されているところです。"有田町に住みたいと思っている人を全力でサポートしたい!希望を叶えたい!"という熱い想いの表れだと思っています✨
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さて先日ですが、主に九州北部を舞台に、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中の建築家・INTERMEDIAの佐々木 翔さんに来ていただき、「ローカリティと建築」というタイトルでお話しをして頂きました。AANのメンバーと灯す屋の会員が集まり、翔さんの話に前のめりで聞き入りました。
(翔さんのお話し@春陽堂)
(翔さんが設計した西海市のHOGETにて)
当日、特に翔さんには何も話さなかったですが、私は翔さんに「『ローカルコミュニティと建築』みたいな感じのタイトルでお話しをお願いします!」と事前に伝えていました。すると、当日の翔さんの講演タイトルは『ローカリティと建築』となっていました。
それを見たときは、「ローカルコミュニティとローカリティ、、まあ同じような意味なのかな?」と思ったくらいでした。
ローカリティ。
恥ずかしながら、私には耳慣れない言葉だったので調べてみると、「土地勘」とか「地域性」みたいな意味があるようでした。
実は、この辺のことは最近毎日のようにぐるぐると頭の中で考えていたことだったので、「あ、自分はずっとローカリティのことを考えていたのか!」と翔さんに気づかせてもらえました。
ここ数年、「多拠点居住」や「ローカルコミュニティ」などの言葉が所謂まちづくりの界隈ではよく聞かれるようになり、有田でもこれから取り組みたいと思っています。ただし、どこにでもあるそれを作ってもきっと有田はそれだけでは選ばれないだろうし、どういうビジョンやコンテンツがあれば活きてくるのかなと考え続けています。そこには、「有田らしさ」だったり「内山らしさ」だったり、きっといろんなものが些細なところに見え隠れするようなことなのかなと。それが、「ローカリティ」という言葉を聞いてしっくり来た感じがしました。
(有田内山のまちなみ)
そして、同時に、翔さんという建築家目線でのローカリティの捉え方が私にはないもので、すごく感動しました。私は、私なりのローカリティをこの土地でもっと見つけて編集していかなきゃいけんなと思います。
みなさんが暮らすまちのローカリティは、どうですか?
これをテーマに集まって話してみるのも、なんだか楽しそうです。
(終わり)