生成AIのモデルを横断して使える『OpenRouter』
生成AIを利用するには、ChatGPTやClaude、Google Geminiなど、各サービスに月額課金をして利用しなければならず、1つ1つは少額とは言え、いろいろなサービスを使おうとするとなかなか大変です。
これが、「OpenRouter」というサービスを利用すると、プリペイド課金による月額課金なしで、各AIサービスを横断して利用できるようになるようです。
APIも提供されているため、生成AIを利用してプロダクトを開発したい開発者も、個別のサービスのAPIを利用するよりも簡単に開発ができそうです。
OpenRouterの特徴
1. 統一されたAPIインターフェース
OpenRouterを利用すると、Anthropic(Claude)、OpenAI(GPT)、Google Geminiなど、さまざまなプロバイダーのAIモデルに統一された方法でアクセスできます。これにより、各プロバイダーごとに異なるAPIを学ぶ必要がありません。
2. モデルの柔軟な選択
最新モデルや異なるモデルの性能を比較しながら利用できるため、プロジェクトのニーズに応じて最適なモデルを選べます。
3. コストとトークン使用量の管理
使用量やコストをリアルタイムで追跡できる機能を備え、効率的なリソース管理をサポートします。
4. 拡張性
必要に応じて新しいプロバイダーを統合することが可能。例えば、ローカルモデルや特殊なAIサービスも利用できます。
5. デベロッパー向けの最適化
OpenRouterは、開発者がプロジェクトに集中できるよう、複雑なインテグレーションや管理タスクを簡素化します。
筆者は、「Cline」というサービスを利用してみたくて、このOpenRouterの存在を知りましたが、自分で開発をするときにも使ってみたいなと思います。