２５回目の配信です。前回から２週間も間が空いてしまいました。

ノクターンを弾いてみようの３回目です。たった３ページの曲ですが、ショパンらしい要素が満載で、特に最後のページは細かい指示がたくさんあります。

pianissimoからfortissimoまで強弱の幅もあるし、テンポの揺れもあるし、意外と忙しいですね。

指使いも普段なら不自然に感じられるところもありますが、ドルチッシモを表現するには、２や３の強い指よりも、あえて４や５を使うことではかない感じの音色を求めているのかなと考えました。
実は・・・コメントを頂いて指使いのこと知りました・・・しっかり楽譜を見ていたつもりでしたが、抜けていました。

それからコン・フォルツァと指示があるところも、いつものようにフォルテの記号を書くのではなく、わざわざ言葉で書いているのもなにか意図があるのかな？と思いました。

そこから一気に頂点へ向かいますが、そこからのオクターブでメロディーを出すところは、いつもだったら５の指の上の音をだすところですが、ここは思いっきりオクターブを鳴らした方がいいと思います。

小さく書かれている音符の部分は、何回弾いたか分からなくなることがあるので、４つの塊を３回というふうにしておくと安心です。

最後の和音は鍵盤を撫でるように上から下へ手の重みで下ろして弾くと、きれいなpianissimoの音が出ます。

なんとか最後までノクターンを解説してみましたが、いかがでしたか？

ではまた！