「住んでいたマンション」のリノベーション工事中の住まいのこと(後に二拠点生活)
こんにちは。先日公開したマンションリノベーションの記事、SNSでのシェアはしていないのですがたくさんの方にお読みいただきました。ありがとうございます!
今回は、住んでいたマンションをリノベーション工事する場合に必要になる、「借り暮らし」について触れたいと思います。
工事中は立ち入り禁止 。借り暮らし先の選定方法(私の場合)
我が家のリノベーション工事はキッチンと洋室と入れ替えるという、結構大掛かりな工事でした。
工事期間中は設計会社さんの立会いがないと入室禁止のため、住むことができません。そのため、工事期間中は別の場所で暮らすことが必要でした。住んでるマンションの工事の場合、この「借り暮らし」がネックとなり、リノベーションを断念される方もいらっしゃるそうです。そうですよね、お子さんがいらっしゃる場合、通学にも影響ありますし、都合良く近場で物件が見つかるとは限らない。
私の場合は子供がいないのである程度自由はきくのですが、東京でペットOKの物件を3ヶ月手配しようとすると、「この金額が溶けるのかぁぁぁ」と思う金額感に(泣)。それが工事代金であれば何かしら残るものとなりますが、借り暮らしはただお金が溶ける感覚がありました。
じゃあ、どうしよう。この感覚が生まれた時、「3ヶ月だし、別に東京にこだわらなくてもいいのでは?せっかくだから、普段居住地として選択できないような場所でもいいのでは?」という考えが頭をよぎったのです。リモートワークができるため、出社のことをあまり考えなくても良さそうというありがたい環境であることが前提となります。
じゃあ、どこにする?と考えた時、当時3ヶ月に1回のペースで行っていた、軽井沢が思い浮かびました。
物件運の強さを発揮!ペットOKの新築アパートをゲット!
しかし、軽井沢って賃貸物件あるんだろうか?別荘の分譲マンションの賃貸だとめちゃくちゃ高い金額で無理なんだろうなあと思いながら、あまり期待せずにSUUMOで検索したところ、ペットOKの新築のアパートがズラーーっと並んでいたのです。厳密にいうと軽井沢の隣町ではあるんですが、住所を検索するとよく行っていた軽井沢のホテルに近い!ほんのちょっとだけ土地勘があるため、まったく知らない土地で暮らすというイメージもなくて心理的ハードルも低く、しかも家賃は東京の3分の1。これは現実味ありそう!となり、申込みをして現地見学に行ったのでした。
このアパート、人気だったようで2週間後にはもうSUUMOから掲載がなくなっていました。私が見た時は何棟(何部屋)も掲載されていたため、どうやら掲載直後にSUUMOにアクセスしていたようです。もし逆に2週間早くSUUMOを見ていたら「やっぱり軽井沢で賃貸暮らしできる物件はないなあ」となっていた可能性が高く、物件運の強さを発揮してしまいました。
楽しんでいた借り暮らし生活
こんな運もあって、工事期間中は新しい経験をしていました。西軽井沢で暮らすという未知の世界。しかも時期が5月、6月、7月と、良い季節だったためとにかく生活が楽しい。普通なら「早く工事終わらないかな」となりそうなところを、設計会社さんに「こっちの暮らしを楽しんでるので急がなくて大丈夫です」とか言ったりして。
こんな風景が日常になるのが新鮮過ぎでした。
毎週末、Googleマップを眺めて「今日はどこに行こう?」と探索し、行った公園でNBS長野放送の取材を受けたのは良い思い出です。(主役はワンコです)
木造アパートでの生活は初めてで、しかもペットOKとなるとワンワン鳴いちゃう子がいたらどうなるんだろう、お隣や下の階の方の音がどのぐらい気になるんだろうと心配なことはありましたが、音に関する問題は一切ありませんでした。鉄筋コンクリートのマンションと変わらないのではと思うぐらいです。
ただ1つだけ難点あり。断熱性?は弱いようで、特に夏の夜!日中はエアコンで凌げていますが、夕方過ぎになると外が涼しくなります。しかし、部屋の中は南西向きともあって西陽によって部屋があったまってしまい、でも外が涼しいからエアコンが効きません。生暖かい風が出てくる(泣)
なお、観光地のためか外食がとにかく高いです。お蕎麦なんて目玉飛び出る金額ですが、感動するほど美味しいかといったら別にそうでもないです。。。
工事終了後の西軽井沢の家は二拠点生活先に。
本来は工事終了後は解約となりますが、冬も経験してみたいと思い、契約を残しています。いわゆる二拠点生活をはじめました。家具・家電はすべてリノベーション前に使っていたものなので、実家のような安心感があります。
2023→2024の年末年始は雪がほとんどありませんでしたが、2月後半から3月になってから大雪!雪かきも経験しました。
寒冷地特有の「水抜き」も板についてきて、この経験ができてるのはリノベーション工事の副産物。「行く場所がある」というのも心の安定につながっているのかもしれません。
リモートワークができる
車の運転に難がない
お子さんの通学などの影響がない
家事全般が好き。(単純に2倍になります)
これらに該当する場合はこんな選択肢が持てるかもしれません。一方、二拠点生活の難点として私が感じているのは、
植物を育てるのが難しい(水やり)
スポーツジムなど「定期的に通う」ことができなくなる
会社と個人のMac2枚の持ち運びは重い(車移動だからなんとかなってる)
観葉植物は枯らしましたし、運動の習慣を失っているので筋力の衰えがヤバいです。宅トレ頑張らねば。
おわりに
このゴールデンウィークで西軽井沢生活2年目となり、この生活を続けるかどうかは検討中。地元の方もおっしゃってるのですが、ここ数年の軽井沢地方の夏が暑い問題。もう1回経験して今後を考えようかなと思っています。ちなみに仕事をする上ではまったく問題なく、zoomで背景画像を設定していれば「今日はどちらに?」と聞かれて言わないとわからない状態です。
リノベーション工事をきっかけに、この経験ができたことはとてもラッキー
でした。選択肢が増えるのは幸せなことなんだなと実感しています。