バックオフィスのキャリア、大企業がいいのか?ベンチャー企業がいいのか?
SmartHRの副島です。私のキャリアはラッキーだったなあと思っています。それは、大企業とベンチャー企業の両方の経験をしていること。特に、人事労務クラウドソフトを開発する側を今はやっているので、両方の環境の経験はとても役立っています。
どちらの環境もそれぞれの良さ、意識しておくとよいことがあります。私の経験則で恐縮ですが記してまいります。
なお、私の”主な”キャリアの順番は ベンチャー企業 → 大企業 → 大企業 → ベンチャー企業 → ベンチャー企業(8人→140人:イマココ) となります。
大企業編
良いところ、得られること
・1つの業務に集中して取り組めるため、専門知識が高まる
・人事労務的には従業員数の多さから、様々な事例を経験できる
・自分の業務を理解できる上司、同じ業務を行う同僚がいる
自分よりも豊富な経験・知識がある上司がいることはとても頼りになり、一緒に業務を進められる同僚がいるということも刺激になりました。上司、同僚に負けない知識をつけなければと、切磋琢磨しました。この環境での仕事が今の私を作っています。
気をつけたいこと、得られないこと
・業務が細分化されているため、担当業務以外の業務を知る機会は少ない
・歯車のひとつ感はある
1つの業務に集中できることの良さはある一方、担当業務以外の業務に携わってる場合ではないぐらいの「量」が押し寄せます。自分の仕事がおもしろいという状態じゃないと、「飽き」が来た時は大変かもしれません。ジョブチェンジ制度やその機会が得られるチャンスを掴まないと、居づらい状況になるかもしれないですね。
ベンチャー企業編
100人に満たないぐらいの規模ががおすすめです。
良いところ、得られること
・経営陣と距離が近いため、会社の機密情報を知った上での思考ができる
・会社の意思決定の過程を知れる
・複数の業務を同時に、スピーディーにこなすことが求められる
24歳でバックオフィス未経験で入社したベンチャー企業には良い経験をさせてもらいました。経営会議の議事録担当になったため、会社のリアルな数字を見たり、経営陣同士のコミュニケーションを間近で見たりして、「会社ってこうやって経営していくものなんだ」ということを肌で知ることができました。
気をつけたいこと、得られないこと
・スキルが「広く、浅く」のままになりがちで専門知識が身につきにくい
・人事労務においては経験できる事例が少ないため、業務の幅が一定となる
広く、浅くでやってきてしまっていったため(しかもこの会社ではそれが評価された)専門知識がついておらず、実はこの会社のあとの転職活動がとても苦戦したのでした。
そしてこちらのアンサーなのですが、
・経営陣との距離の近さにより「勘違い」をしてしまう(人がたまにいる)
・経営陣からの信頼を武器に、自身の職務を超えた振る舞いをしてしまう
・周囲からのフィードバックを聞き入れられなくなるため、成長が止まる
重要な情報に携わることができたり、経営陣から信頼されたりすることは仕事をしていく上でとても誇らしいことだと思います。しかし、それを”勘違い”してはいけない。これに陥ってしまった人を何人か知っていますが、もれなく成長が止まります。本当に気をつけてほしい。
おわりに
”イマココ”のSmartHR社は、ベンチャー企業と大企業の合わせ技な会社かなと思っています。ベンチャー企業の良いところに合わせて、業務がかなり細分化されているので専門知識や経験が求められたりします。
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