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院長の小言 vol.28

秋はどこへ?

北海道では初雪が観測されたとのニュースを見て

「まだ、紅葉も見ていないのに、、、」と嘆くばかりです。


時に香織先生は寒いのが嫌いです。
寒い日は特に機嫌が悪くなります。
12月生まれなのに摩訶不思議です。
私は腫れ物に触れるように気を使い接しています。
時に蛇に睨まれたカエルのように、、、



気分を変えて季節の変わり目に関する面白い話を紹介します。


1. 自律神経の乱れが体調不良を引き起こす

季節の変わり目には気温や湿度の変化が大きく、これが自律神経に影響を与えます。
自律神経は体温調節や消化、心拍数の調整などを行っているため、外気温の急激な変化に対応しきれず、頭痛や疲労感、めまいなどの不調を引き起こすことがあります。
特に、春や秋は温度差が激しいため、自律神経が乱れやすくなる時期です。


2. 秋はアレルギーの季節

花粉症といえば春が最も有名ですが、実は秋もアレルギーのシーズンです。
秋にはブタクサやヨモギ、イネ科の植物が花粉を飛ばし、多くの人にアレルギー症状を引き起こします。
春と同じく、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどが起こることがあり、秋も花粉対策が必要です。


3. 季節の変わり目に多い「秋バテ」

夏の終わりから秋にかけての「秋バテ」は、夏バテと同じく倦怠感や食欲不振、疲労感が主な症状です。
暑い夏が終わり、急に涼しくなると、体が適応しきれずに疲労を引きずることがあります。
特に、朝晩の気温差が大きい時期は、体がうまく対応できず、疲労感が強まります。


4. 冬になると太りやすくなるのは「ホルモン」のせい

冬になると太りやすくなるのは、寒さから体を守るために体が自然とエネルギーを蓄えようとするためです。
特に、季節の変わり目に食欲が増えることがありますが、これは「レプチン」というホルモンが影響しています。
レプチンは食欲を抑える働きをしますが、寒くなるとこのホルモンの効果が低下し、食欲が増しやすくなるのです。


5. 季節の変わり目に睡眠の質が悪くなる理由

気温や日の長さが変化すると、体内時計や睡眠パターンに影響を及ぼします。
特に秋から冬にかけて日照時間が短くなると、脳が「メラトニン」という睡眠ホルモンを多く分泌し、眠気が増します。
逆に、春から夏にかけては日照時間が長くなり、メラトニンの分泌が抑えられて目覚めやすくなります。
これらの変化が、季節の変わり目に睡眠の質が乱れる一因です。


6. 髪や肌が乾燥しやすいのは「空気の湿度」が関係している

季節が秋や冬に変わると、空気が乾燥して髪や肌がパサつきやすくなります
。特に、乾燥した冷たい空気は皮膚の水分を奪い、かゆみや肌荒れを引き起こすことがあります。
保湿クリームや加湿器を使うことで、これを防ぐことができますが、意外と多くの人がこの時期に保湿対策を怠り、肌トラブルに悩まされることが多いです。


7. 秋は「食べ物が美味しくなる」時期

秋は「食欲の秋」とも呼ばれますが、実は科学的な根拠もあります。
秋は気温が下がることでエネルギーの消費量が増え、体がより多くのカロリーを必要とするため、自然と食欲が増すのです。
また、秋は旬の食材が豊富で、サンマや栗、さつまいもなどの栄養価が高く美味しい食べ物が多く出回るため、より一層食欲が刺激されます。


秋は東洋医学でも「憂い」の時期に当たります。
寂しかったり、悲しくなりやすかったり気分的にも不安定な時期になります。

そうゆう時期だと気楽に考えるのも必要かもしれません。

秋はどこへ、、、


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