価値あるものを適正価格で。

最近は少しずつフリーランスとしての仕事も学生生活の傍らこなしています。(といっても数はたかがしれています。汗)
Uber Eatsで稼ぎを出している都合上開業届を出した事で気兼ねなく、クライアントワークを受けられるようになり、生活が支えられるほどの稼ぎにはなっていませんが、少しずつ自身が挑戦してみたい事に向けて前進できているように感じます。

私ができる事というと、写真・映像・サウンドデザイン・インスタレーション・デジタルアートの領域になります。 インスタレーションを案件化する。なんていうのは去年までは少し未来の話のように感じていましたが、こちらも今年に入り、解像度が上がってきています。

こうなってくると、当然いくらで??という話になります。今日はそんな「お金」の話です。
インスタレーションは現在は利益よりも実績重視の価格設定で実施しているので、(それでも実施の際は大きなお金が動く訳ですが…)今回はそれ以外の話をします。 


市場価格より適正価格


私は価格設定の際、「適正価格」を意識して設定しています。
均一価格や市場価格、学生価格ではなく、あくまで当該クライアント様と私の間における「適正価格」です。

その業務における市場価格
・実際に発生する経費
・クライアントは個人か法人か?
・納品物の利用使途(商用利用か個人利用か)
・その業務における経験値や収められるクオリティー
・過去のクライアントに対しいくらで受注したか?
・単一仕事(スポット)なのか長期的なプロジェクトもしくは長期的な関係を見据えた仕事なのか。

つまり、究極は同じ物を納める仕事でも相手や利用使徒に応じて価格は若干上下します。一見不誠実に感じるかもしれない発言ですが、これは「好き」「嫌い」や「ここからならお金を取れるから」という安直な考え方ではなく、同じ物やコンテンツであったとしても、それが使われる「先」によって先方が受けられる価値は大きく変わります。 ここで既に何度か出てきている言葉ですが、私が提供するのは実際の物としては「コンテンツ」や「サービス」なのですが、本質的には「価値」を提供する仕事をしていると考えている為です。

適正価格を考える上で重要な「価値思考」

個人が私に撮影を依頼して撮影した写真は、その人のプロフィール画像として、初対面前の印象をよくするでしょうが、そこからお金が生まれたりする可能性は(商業モデルは別ですが)そこまで高くないでしょう。(個人にとってとても大切な写真となるというような、ある種可視化しにくい価値を本記事においては除外します。)

しかし、企業の会社案内の写真を撮影したとするとどうでしょうか? 私の撮った写真が企業の顔となる。 企業の顔となる写真があるという事は企業のイメージ、ひいてはブランディングにつながる。 企業の価値が上がる事は、求人や販売にポジティブな影響が出る上、もしかしたら企業が向かう方向性を対内及び対外的に示すものにもなるかもしれません。

1つのコンテンツが想像を超えた価値を生み出す道具へと広がっていく。ここを見据えた上で私はお金の話の前にこの「価値」の話をして、一緒に夢を見ていただけたらな、という気持ちで挑みます。 その上で、これだけの金額は発生するのですが…と、お金の話、具体的な企画案の話をして徐々に解像度を上げていきます。

勿論相手が単独で決裁権を持つ人とも限らず、実際はその人が私の代わりに社内の稟議を通してもらうという事も往々にありますから、余計にこのプロセスは大切で、間違っていないのだろうと感じています。

仕事は「生み出す物」

私は仕事が「与えられる身分」ではありません。 むしろ仕事が与えられるってすごい事だな。って改めて思うんです。 それが一般的な雇用関係にある者だったとしても、その人を信用し、その人に任せるという事だからです。 なので今は提案ベースで開拓する事の方が多いです。 私はまだ期待値で仕事に繋げていただいている部分もあると思います。 期待値を持ってもらえる年齢でいられるうちに、多くのつながりを作り、世の中にまだない価値を生み出し続けられるようなイノベーターでありクリエイターであり、アーティストであり将来は起業家を見据えながら、大切に1つ1つの案件に向き合っていきたいと思います。

大友祥碁

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