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【疼痛】疼痛について-疼痛の種類-

こんにちわ。

前回の雑談更新からはや数日経ちましたね。
見事すぐに更新できたので自分もびっくり仰天。笑
何事も継続は難しいですけど、これが継続できればね…

 

 では今回のテーマについてですが本日は痛みについてです!
我々理学療法士、特に外来整形では痛みに対しての介入がメインで
痛みをターゲットにすることが多いです。
そもそも痛みって何ですか?ということをメインに今回は話していきます。

[:contents]

痛みとは?

痛みの定義としては以下となっております

組織の実質的あるいは潜在的損傷に基づいて起こる不快な感覚性・情動性の体験である(国際疼痛学会.1994より)

ざっくり言えば組織の損傷を有無を知らせる防御機構みたいなものです

(慢性疼痛の場合は話が別になってきますが...)

 

疼痛の種類

痛みの種類には二つありまして急性疼痛と慢性疼痛があります。

 

急性疼痛

急性疼痛は骨折や肉離れなど局所的な組織損傷によって数日-数週にまで持続する痛みです。

主に組織損傷が起こることによって損傷部位にて炎症が起こることで痛みを感じます。

また、炎症が起こることによって侵害受容器の疼痛閾値が低下することによって

通常よりも弱い侵害刺激でも痛みを感じるようになります。

 

慢性疼痛

急性疼痛の通常の経過、または創傷の治癒を要する妥当な時間を超えて持続する疼痛です。

簡単にいうと損傷された組織が治ったにも関わらず痛みが持続してしまい

組織の損傷の関与のみでは説明不能な疼痛です。

 

ここでは急性疼痛と慢性疼痛に分類しましたが慢性疼痛の中でも痛みの分類がされています。

侵害受容性疼痛

侵害受容性疼痛とは痛みを受容する自由神経終末の侵害受容器が刺激されて生じる疼痛です。

例としては骨折、挫傷、熱傷など組織損傷があるものすべてが含まれます。

 

神経障害性疼痛

神経障害性疼痛は疼痛を伝える神経線維そのものが様々な原因で異常な興奮が起きて生じる疼痛です。

例としては

ヘルニアによる神経根の圧迫

脊柱管狭窄症による神経絞扼

糖尿病などの代謝異常

腫瘍による神経圧迫などが主にあります。

 

侵害可塑性疼痛

こちらは疼痛リハビリテーションについての外部勉強会にて知りました。

痛みの信号に関与している脊髄・脳内のネットワークにおいて生じた神経可塑性によって増強する・生じる痛みです。

 

可塑性とは外からの刺激などによって常に機能的・構造的な変化を起こしていることという意味です。

 

そのためここでは神経が外からの刺激(侵害刺激)で機能的・構造的な変化が起きることによって

痛みが出現するということになります。

 

まとめ

今回は痛みについてと主な分類を記載しました。
外来整形では急性的な痛みでこられる患者さんもおられますが
痛みが慢性している患者さんも多くおられます。

特に慢性痛の治療介入は痛みの質や痛みの種類を考えないと治療効果が
うまく出せないことがありますので痛みを扱う専門家痛みについて
必ず知っておかなければなりません。
臨床ですぐにこの知識が活かされるかといえば難しいかもしれませんが
知っておいて損はないと思います。

 

それでは。

 

参考文献

  1. 増田 豊:ペインクリニックにおける疼痛管理と薬剤師,昭和大学薬学雑誌 第3巻,第2号,97-113,2012

  2. 渡辺 正仁ら:痛みのメカニズムと鎮痛,保健医療学雑誌8(1):50-63,2017

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