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お互いの成長をテーマに会議するとメリットだらけ

別の記事で紹介した「成長会議」には、いろいろなメリットがあるので、確認できているもの、期待できるものごった煮でご紹介します。

「成長会議」については、以下をご覧ください。

必ず以下の全てを得られるわけではないですが、その多くのことを得られます。


チームメンバーの成長促進

メンバーが自分自身を知ることが出来る

参加者は、普段の仕事を見聞きしている上司・同僚から、リアルなフィードバックを受けることになります。

自分ができていないと思っていたことが実は既に認められていたり、思っても見ない部分に評価が集まったりする。逆に、当たり前にやっていたことが周囲に悪い影響を与えていたり、出来ていると思っていたことがあまり評価されていなかったりする。

思わぬフィードバックは受け入れ難いこともあるけども、身近で自分を見ている人たちからの声だから、真実の一面として受け取らざるを得ない

安心安全な場が主体性を生む

お互いが成長支援をするために、得手不得手、知識経験をシェアし合う場だから、自然と共通点が見出され、共通点は共感に、共感は仲間意識に変わる。仲間意識は、寄り添いや応援に繋がり、非難・批判を減らす。

気がつくと会議の外でも安心安全な場が形成され、失敗への恐れが薄れている。仲間の応援に背中を押された挑戦が、別の仲間の挑戦を生む連鎖を起き易くする。

主体性のある社員の不在を嘆く経営陣が多いと思いますが、挑戦の連鎖のあるチームのメンバーは皆、嘆きの対象ではなくなるはず。

不在なのは主体性のある社員ではない。不在なのは主体性を引き出すチームを造れる社員。成長会議®︎は、主体性を引き出すチームを造る一つの方法として、そうしたチームを造ろうとする方を助けます。

チーム力の向上

業務上の支援や協力が起きやすい環境になる

仲間の業務状況もこれまでよりも早く、正確にキャッチできるようになる。

仲間のことに注意を払うことが増えるので、日々の仲間の変化に気づきやすくなる。結果として、「大丈夫?」とか、「何か手伝おうか?」という声かけが増える。

新たに発生したタスクが苦手なことだったとしても、「これ苦手なんだよな」と素直に表現出来るから、「頑張れ」とか、「代わろうか?」という声が上がる。

チームメンバーが自分の担当業務だけをするのではなく、有機的に業務を絡ませながら、相互補完することが期待できる。

創発のきっかけが増え柔軟な組織になる

業務上の接点が増え、本音が交わされる頻度が高くなると、アイディアも重なり易くなる。

ちょっとした助言から、
「それいいですね! それをやるなら更に〇〇をしてもいいかもですね」
「確かに! △△を工夫したらいけそうだね!」
なんてことが起きる。

いつもの会議でも本音が増えるので、例えば遠慮がちだった若手の視点が場にもたらされ、それが新しい市場開拓のきっかけになったりすることもあるかも知れない。

チーム内に元々あって活用されていなかった多様性が活かされて、多様な世の中にキャッチアップするための柔軟性を得ることを期待できる。

エンゲージメントの向上

やりがいを感じ、楽しくなる

成長会議の定着したチームでは、いろいろな場面で自分の存在価値が感じられる

自分からのフィードバックが誰かの気づきに貢献したり、自分の無意識の行為が誰かの何かを助けていたり、漏らした本音から新たなアイディアの連鎖が起きたりする。

数ヶ月前まで出来なかったことが出来ると、仲間が気づいて承認してくれる。自分の成長を確かなものとして感じられ、自分への信頼度が増す。

自分以外のチームメンバーにも同じようなことが起きていて、気がつくと仲間との距離感が変わっている。自分が笑っていることが増えたことに気づき、チームのあるあの場所に行きたい、戻りたいと思うようになっている。

管理職の負担が軽減する

管理職が育成しなくても部下が育つ

今の管理職、特に中間管理職は、上からも下からも要請が多い。人によっては、プレーヤーとしての成果も求められることもあり、そんな人は忙しさの極みなのかも知れない。

日々のやることに追われて一生懸命に仕事に向き合っているのに、取り組み不十分と言われることもしばしば。挙げ句、人事あたりから研修の案内が届いて、無い時間を割いて研修に参加する。

人事研修の背景には、経営陣が管理職の能力不足を嘆く声がある。でも、多分それは半分しか合っていない。残り半分は、時間不足。そもそも、自己研鑽する時間もなければ、部下に真正面から向き合う時間もない。どちらを向いても管理職が部下を育成することは相当難しい状況。

もし、そこに成長会議が入るなら、管理職は自分自身の育成の手を緩めることが出来る。なぜなら、部下は成長会議を通じて、勝手に挑戦し、勝手に学ぶから。

管理職は部下の行動を承認し、挑戦に向けて背中を押してあげるだけで良くなる。

仕事への動機づけがやり易くなる

成長会議には、管理職も一緒に参加する。だから、部下が何を目指していて、何に価値を感じていて、どんな挑戦をしているかが分かる。

同僚にしか見せていない一面も会議の中で共有されるので、管理職からすると意外な一面を知ることも出来る。

成長会議を通じて、部下をこれまで以上に多面的に捉えることが出来るようになるので、部下にとって納得度の高い関わりが出来る。業務のアサインに必要な判断材料も得やすい。

どうしてこのことを私が言うのか、どうしてこの業務をあなたに依頼するのかなど、相手の目指すものと本人が感じている課題を分かっているから刺さる言い回しが出来る

仮に本人の意向に沿っていなかった業務だとしても、その意向をより正確に分かっているから「目指している方向とは違うもので申し訳ないんだけど……」と前置きができる。そうすると、部下もそれを受け取ることが出来る。

まとめ

これだけのメリットがあると説明して、どれだけの方がその内容を信じていただいたでしょうか?

そんな理想的なこと、本当に起きるの?

と思うかもしれない。それが一般的な反応だと思います。

成長会議でやることは、3つ。

  1. 参加者の心理的なガードを下げる

  2. 自分自身の価値を気付いてもらう

  3. 協働の可能性に気付いてもらい、仲間の価値を知る

学生時代に部活などで仲間と一つの目標を追いかけて、良き思い出となっている方は一定数いると思う。

同じ目標を目指して時間を共にしていて、メンバーとの距離が近づき、仲間になる。仲間の頑張りに刺激をもらって、自分も頑張れた。共に頑張っていたら、仲間との距離がさらに近づいて何でも言い合えるようになった。

なんでも言い合ったら、その結果、気づきを得たり、新しいものを生み出せた。

そんな経験、無かったでしょうか?

学生時代に自然にやっていたことを、会社の中で起こすだけ。もともと私たちの中に備わっている「繋がる力」を活かすだけ

メリットに挙げたことは、目指せば得られます。


以上が、成長会議を通じて得られるメリットです。
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 代表 成澤 友
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