アオミドロの消失
2024/07/24
渋谷の呪術廻戦展に向かったためビオトープの観察が1日飛んでしまったが、帰宅して改めて観察をしてみると心なしかコウホネの古い葉の黄変が少しだけ進んだ気がする。
対する新芽は鮮やかすぎるほどに青々しい。
水位が減ったためにいくつかのキクモは水上葉化しており、名前通り菊様の葉に変化していた。
キクモは水中葉と水上葉でそれぞれ別の繊細さを楽しめるのが魅力なのだと改めて感じる。
ビオトープの右下にはレタスのような質感のコウホネ水中葉などが育っている。
ここは少し前までアオミドロが繁茂していたが、どういう訳かここ最近は激減してしまったので水中の見通しが非常に良くなった。
今年になって新規造成したこのビオトープには元々貝類が生息していなかったが、周辺の10m以上離れた他ビオトープから遥々移動してきたサカマキガイやモノアラガイ類がいつのまにか定着し、今では200匹以上を確認できるようになった。
どうやら雨後に他ビオトープから溢れた個体がここに辿り着き、鼠算式に繁殖をしたらしい。
これらの種は猛暑の快晴などでなければ、雨後の陸地を簡単に移動できる。
そして自分はこれらの貝類がアオミドロを食べ尽くしたのではないかと疑っている。
サカマキガイ等はアクアリウムにおいて藻類除去に役立ってくれるイメージがあまり無いが、コウホネやキクモ等の養分食いな水草が茂るビオトープの中で大量のサカマキガイ達と共に過ごせばアオミドロは優先して食されてしまうのかもしれない。
ここでは手軽にビオトープ内の生体を掬うために上部を切り取ったペットボトルを陸地に置いてあるが、その中ではサカマキガイが侵入していないためかアオミドロが繁茂していた。